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狂犬病とは

 狂犬病は、哺乳類や鳥類などすべての恒温動物に感受性がありますが、特に犬をはじめ、キツネ、オオカミ等犬の仲間が感染しやすいウイルス性の病気です。
 この病気の恐ろしさは、症状の悲惨なこともさることながら、いったん発症すると現在の医学でも治療方法は全くなく、その死亡率が100%に至るところにあります。 

潜伏期間

 犬が狂犬病のウイルスに感染し、発病するまでのいわゆる潜伏期間は、非常に個体差がありますが、普通20日から60日であり平均1ヶ月前後です。

症状

 狂犬病にかかった犬の症状は、一般的には狂躁時と麻痺時とに分けられ、狂躁時は、神経過敏・凶暴性を示し、見境なく咬みつくようになります。このため、歯を折ったり、くちびるや舌にケガをして、口から血の混じった泡や唾液を出します。鳴き声も異常で、目は大きく見開かれます。
 麻痺時は狂躁時ほど激しい症状が見られず、診断がつきにくいことがありますが、頭や頸の筋肉が麻痺するため、餌を食べることが難しくなります。この両方の症状が経過の中で現れます。

感染経路

 人がこの病気に感染するきっかけは色々ありますが、狂犬病の犬に咬まれて感染することが一番多いようです。
 海外では狂犬病のリスやネコに餌を与えようとして咬まれ、感染する例もあります。
 また、アメリカやフランスでは、狂犬病にかかった人から角膜の提供を受けた人が狂犬病にかかり死亡した例もありました。

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お問い合わせ

このページの担当は 健康安全部 環境保健衛生課 動物管理担当(03-5320-4412) です。

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