犬の飼い主の皆様へ
犬は人類の最も古い友人であるといわれています。最近では、番犬、愛玩犬という飼われ方からコンパニオン・アニマルすなわち、人生の伴侶としてますます大切な存在となってきています。
しかし、反面、住宅密集地や集合住宅などで動物飼育に対する風当たりが強くなってきているのも事実です。これは一部の飼い主のマナーに欠けた行為が原因となっていると思われます。
保健所等には犬の放し飼い、鳴き声、汚物、悪臭などに関する苦情が多く寄せられています。みんなに愛される犬を育て、人と動物が共生できる社会へ向けて、飼い主の方には、次のことについてより一層の努力をお願いします。
散歩のルール
・トイレは散歩の前に家で済ませましょう。もし外でしてしまった時のために、犬を散歩に連れて行くときは、ビニール袋などを持って行き、ふんを必ず持ち帰って始末してください。
また、ふん尿で公共の場所や他人の土地・物件を汚さないようにしましょう。犬のふん尿被害で困っている方の中には、忌避剤などで対応している方もいます。飼い主が責任をもって対応しましょう。
・ドッグランなどを除き、犬の放し飼いは東京都条例で禁止されています。公共の場では必ずリード(引き綱・鎖など)をつけてください。
しつけ
・人間の子供と同じように犬にも社会生活をしていくための基本的なしつけが必要です。甘やかさず、いけないことはきちんと「ダメ」と教えましょう。
・本や雑誌を読んだり、しつけ方教室に参加したりして、しつけに関する情報収集をしましょう。また、必要に応じて獣医師や訓練士などの専門家に相談しましょう。
身元表示
・狂犬病予防法により鑑札(※)・注射済票を着けておくことが義務付けられています。
・飼い主の連絡先を書いた迷子札やマイクロチップ(※)を装着するのもいいでしょう。
※マイクロチップを装着し、適切な情報登録が完了している場合、鑑札の装着が免除される場合があります。
詳細はこちら(「犬、猫へのマイクロチップ装着に関する制度について」)をご覧ください。
健康管理
・狂犬病予防法により、毎年の狂犬病予防注射の接種が義務付けられています。
・毎日よく観察し、健康状態に気を配り、普段と違うときはすぐに獣医師に相談しましょう。ワクチン接種など病気の予防措置も大切です。
・タバコの副流煙は人だけでなく一緒に暮らす犬や猫の健康にも悪影響を与える可能性があります。受動喫煙の害に気をつけてください。消臭剤、殺虫剤などの化学薬品にも注意して、犬や猫の近くで使用することは控えましょう。
(参考)環境省作成「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」
お問い合わせ
このページの担当は 健康安全部 環境保健衛生課 動物管理担当(03-5320-4412) です。