施設内において感染症の集団発生が疑われるとき
施設内において感染症の集団発生が疑われるとき
施設内における感染症集団発生時の報告について
施設などで感染症の集団感染が発生した場合には、診断を確定し、適切な治療を行うとともに、感染経路を調べ、感染拡大を防ぐ必要があります。
日頃から感染予防等に十分留意するとともに、感染症の発生があった場合は、下記をご確認の上、速やかにご報告をお願いします。
1 報告の目安
- 同一の感染症もしくは食中毒によるまたはそれらによると疑われる死亡者または重篤患者が1週間以内に2名以上発生した場合
- 同一の感染症もしくは食中毒の患者またはそれらが疑われる者が10名以上または全利用者の半数以上発生した場合
- 上記1、2に該当しない場合であっても、通常の発生動向を上回る感染症等の発生が疑われ、特に施設長が報告を必要と認めた場合
いずれの項目にも該当しないが、報告や相談をご希望される場合も、感染症対策担当へご連絡ください。
2 報告様式
- 報告の際は、以下の様式※を作成し、当保健所へのご連絡をお願いします。
※施設で独自の様式を使用しており、報告様式の内容が含まれている場合は、既に使用している様式での報告で構いません。
●発熱や咳などの症状を呈する疾患
(新型コロナウイルス感染症(COVID-19)/インフルエンザ/RSウイルス感染症など)
●下痢や嘔吐などの症状を呈する疾患
(ノロウイルス、ロタウイルスなど)
●その他の症状を呈する疾患
(疥癬、咽頭結膜熱、手足口病など)
3 報告先・相談先
保健対策課 感染症対策担当
電話 042(362)2334 (代表)
FAX 042(362)1938
Eメール S1153405@section.metro.tokyo.jp
各疾患の情報
各疾患の症状や感染経路等につきましては、こちらをご覧ください。
管内(武蔵野市、三鷹市、府中市、調布市、小金井市、狛江市)の発生動向について
施設・家庭内などでの清掃・消毒について
患者さんが使用した食器、衣類、浴槽などは、通常の洗浄や洗濯で対応できます。
施設や家庭内での感染拡大を防ぐため、皆さんが触れる場所(便座・ドアノブ・スイッチ・手すりなど)を消毒液で拭き取ることも有効です。
この場合の消毒液は、薬局などで購入できる消毒用アルコール、次亜塩素酸ナトリウム(商品名:ハイター、ミルトン等)の薄め液などが有効です。
手洗いについて
接触感染予防策で最も重要なことは、正しい方法で、適切なタイミングで手を洗うことです。
手を拭くときは、清潔な個別タオルまたはペーパータオルを使いましょう。
手洗いがすぐにできない状況では、消毒用エタノールも有効です(濃度70パーセントから80パーセントの消毒液)。
保健所では、手洗いキットや感染症対策についてのDVDの貸出を行っています。
施設等での健康教育や研修にご活用ください。
感染症リンク集・参考資料
高齢者施設の感染対策事例集「隣の施設の感染対策アイデア帳」を作成いたしましたので、ご活用ください。
※事例集に掲載するURLは近日中に変更される予定のため、現時点では空白となっています。
高齢者福祉施設における感染対策チェックリスト
感染対策チェックリストは感染対策の現状把握を行うツールで、具体的なチェック項目が盛り込まれています。「施設管理者向け」と「職員向け」の2種類があり、それぞれの立場に応じた感染対策の確認や見直しが出来ます。
なお、デジタル版チェックリストへのご回答は、保健所で集計してデータとして活用することは致しません。
デジタル版チェックリスト(施設管理者向け)