麻しんに注意
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2026年に入り全国で麻しん患者の報告が増加しています。これまでは海外輸入例が中心でしたが、最近は渡航歴のない方にも感染が拡大しており、注意が必要です。
都内における麻しん(はしか)患者の増加について|3月|都庁総合ホームページ
麻しんとは
麻しんウイルスによる急性の全身感染症です。ワクチンによって予防が可能な疾患です。
症状
通常、約10~12日間の潜伏期ののちに発症します。鼻水、咳、結膜充血等とともに発熱を呈する時期(カタル期と呼ばれます。)、解熱傾向になったのち再発熱して発疹が出現する発疹期を経て、回復期に至ります。
麻しんウイルスへの免疫が不十分な場合、比較的軽症の修飾麻しんとなることがあります。
感染力
きわめて強く、同じ閉鎖空間に短時間一緒にいただけで感染します。麻しんウイルスへの免疫がなければほぼ100%発症します。
治療方法
麻しんウイルスに対する特別な治療法はなく、対症療法が行われます。
合併症
肺炎、脳炎等を起こし、死亡することがあります。
回復後、数年から数十年後に、まれに亜急性硬化性全脳炎を発症することがあります。
<日常生活で気を付けること>
① 麻しんワクチンの接種歴を確認してください
MRワクチンを接種することによって、約95%の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。
現在、日本では、1歳になったらすぐ(第1期)と小学校就学前1年間(第2期)のMRワクチンの2回接種が定期接種として実施されています。定期接種対象年齢以外の人も、1歳以上で合計2回の接種が推奨されます。
② 麻しんを疑う症状が現れた場合は、必ず事前に医療機関に相談してください
麻しんは感染力がきわめて強いため、麻しんを疑う症状のある人を診察するときには、医療機関は特別な対策が必要です。
③ 海外に行く前と帰ってきた後は注意が必要です
海外に行く前には、麻しんの予防接種歴を母子健康手帳などで確認しましょう。2回接種していない方は、予防接種を検討してください。
海外に行った方は、帰国した後、2週間程度は健康状態(発熱や全身の発赤、咳、鼻水、目の充血などの症状)に注意しましょう。
<麻しんの発生状況>
- 機構感染症情報提供サイト「麻疹 発生動向調査」(外部リンク)
- 東京都感染症情報センターホームページ「麻しんの流行状況(東京都2026年)」(外部リンク)
- 東京都報道発表(麻しん患者が、周囲に感染させる可能性のある時期に不特定多数の人が利用する施設を利用した際、報道発表しています。)
<参考リンク集>