東京都エイズ等対策指針(令和8年4月策定)
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令和7年11月に改正された国の「後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針」及び「性感染症に関する特定感染症予防指針」を踏まえ、都の実情に即した対策を計画的に推進するため、17年振りの新たな指針として「東京都エイズ等対策指針」を策定したのでお知らせします。
※令和8年3月までの対策指針はこちら
策定の背景
都のHIV感染者及びエイズ患者の合計報告件数は平成29年(2017年)以降減少傾向にある一方、全体に占めるエイズ患者数の割合は令和7年(2025年)に23.3%と増加傾向です。HIVに感染した後も治療をしない状態が続くと、数年から十数年でエイズを発症するといわれていることから、早期の発見が重要となっています。
- 抗HIV療法の進歩により感染者が高齢化する中、医療、福祉現場での偏見・差別によるサービス提供拒否が未だに存在しています。
- 2021年より梅毒が感染拡大し、未成年や妊婦の感染も高水準で推移、HIV対策と連携した性感染症の感染拡大防止策が求められています。
「東京都エイズ等対策指針」の4つの目標
目標1 HIV感染症及びエイズに対する理解の促進
感染者の基本的人権の確保、偏見・差別のない社会の実現
- 医療機関・社会福祉施設、教育の場、職場、地域でのHIV/エイズの理解促進、人権尊重の視点に立った啓発の推進
- U=U(検出されない=性感染しない)(※)等の最新の正しい知識を広く普及
(※)Undetectable(検出限界値未満)=Untransmittable(感染させない)の略。「HIVの治療を受けて、血液中のウイルスが継続的に検出されなくなれば、性行為でも他の人へ感染させることはない」という事が証明されている。
目標2 HIVの感染拡大の防止
新規感染の減少、エイズ発症の抑制、検査・相談体制の整備
- 個別施策層、若年層、外国人の特性に応じた予防啓発の実施
- 郵送検査、検査予約等へのアクセス改善による検査利便性向上【新規】
- ケアカスケードにおける95-95-95目標(※)の達成を目指す【新規】
(※)第⼀に感染者等が検査により感染を⾃覚し、第⼆に定期的に治療を受け、第三に他者に感染させない状態にまでウイルス量を低下させるという⼀連のプロセスでいずれも95%以上を達成するというHIV流行を終息させるための国際的な目標。
目標3 HIV感染者の支援
総合的な医療体制の確保、医療・介護従事者のHIV/エイズの理解促進
- エイズ診療協力病院の専門的医療の充実、地域医療との連携強化
- 医療機関と福祉施設等のHIV感染者の受入の促進(介護事業者向けの講習会の実施)【新規】
目標4 性感染症の感染拡大防止
- HIVの感染拡大防止策と連携し、インターネットやSNSを活用した予防啓発、学校、地域及び家庭における教育と連動した普及啓発
- 早期診断、早期治療につなげる一般医療従事者向け講習会の実施
「東京都エイズ等対策指針」の内容
記事ID:115-001-20260413-019364