フグ以外にも、毒のある魚はいるのですか?また、毒のある魚でも、正しい調理を行えば食べることができますか?【食品安全FAQ】
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回答
- 毒のある魚はフグだけではありません。中には食用の魚とよく似た有毒魚もいます。食用と確実に判断できない魚は、絶対に食べない、売らない、人にあげないことを徹底してください。
- また、有毒魚の毒の中には、加熱や冷凍などの処理を行っても壊れないものがあります。魚の鮮度も関係ありません。
- フグの調理には正しい知識と処理技術が必要です。自分で釣ったフグの調理は絶対にやめてください
詳細
毒のある魚(例)
シガテラ毒
食中毒症状:食後、2から30時間程度で下記の症状を発症します。
(消化器系)下痢、吐き気、おう吐、腹痛など
(循環器系)徐脈(脈が遅くなること)、血圧低下など
(神経系)関節痛、しびれ、ドライアイスセンセーション(温度感覚異常)
毒のある魚(例):バラハタ、大型のイシガキダイ、イッテンフエダイ、バラフエダイ、オニカマス
パリトキシン・パリトキシン様毒
食中毒症状:食後、おおむね12から24時間後に下記の症状があらわれます。
回復するまでには数日から数週間かかり、重篤な場合には死に至ることもあります。
激しい筋肉痛(主症状)、呼吸困難、歩行困難、胸部の圧迫感、麻痺、けいれんなど
毒のある魚(例):アオブダイ、ハコフグ、ソウシハギ、ウミスズメ
ビタミンA
食中毒症状:(ビタミンAの過剰摂取による)激しい頭痛、発熱、吐き気、おう吐、皮膚のはく離など
毒のある魚(例):イシナギ(肝臓)
異常脂質(ワックスエステル)
食中毒症状:下痢
毒のある魚(例):アブラソコムツ、バラムツ
フグ毒(テトロドトキシン)
食中毒症状:口・舌のしびれ、頭痛、おう吐、手足のまひ、言語障害など
呼吸困難で死亡する場合あり
毒のある魚(例):フグ類
参考ホームページ
記事ID:115-001-20240726-006103