お弁当をつくるときに、どのようなことに気を付ければよいですか?【食品安全FAQ】
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回答
- お弁当は、つくってからすぐ食べるものではないため、食べるまでの間に菌が増え、食中毒の原因となることがあります。お弁当につめるご飯やおかずになるべく菌をつけないこと、菌を増やさないことが大切です。そのため、調理前にはしっかり手を洗いましょう。
- また、食材は中心部までしっかり加熱し、十分に冷めてから、直接手で触れないように菜箸などを使い弁当箱に詰めましょう。おかずは水分が多いと菌が増えやすいため、揚げ物や焼き物に、味付けも濃い目にすると菌が増えにくくなります。低温で保管することも大切です。
詳細
お弁当による食中毒を予防するため、以下のことに気を付けてください。
菌をつけない
- 調理するときはよく手を洗います。
- 詰めるときは、清潔な箸を使います。
- おにぎりは、できるだけラップフィルムで包むようにして握り、手指の菌がつかないようにしましょう。
菌をやっつける
- おかずは中まで十分に加熱し、殺菌します。たとえば、玉子焼きやハンバーグ、唐揚げなどは中まで火が通りにくいので、しっかり加熱します。
菌を増やさない
1 おかず選びのポイント
- 菌は水分が多いと増えやすいため、焼く、揚げるなどおかずの水分が少なくなるよう調理をしましょう。
- 少し濃い味付けで、塩分や糖分を多くすると、菌が増えにくくなります。
- 和え物のように、加熱後に切る、混ぜるなど熱を加える以外の調理作業をするおかずは、菌がつきやすく増えやすいため、低温を保つようにします。
- お弁当に向かないおかずは、刺身など加熱しないおかず 、半熟卵など、十分に加熱されていないおかず 、前夜調理したものなど、調理してから詰めるまで時間が経過したおかずなどです。
2 保管のポイント
10 ~ 65 ℃は菌が増えやすい温度です。なるべくこの温度帯を避けて保管してください。
- ご飯・おかずは十分に冷ましてから、ふたをします。
- 必要に応じて、保冷剤などで低温を保ち、 菌が増えないようにしましょう。ご飯は、冷やしすぎると硬くなりますが、電子レンジ等で温めると元に戻ります。
- 保温性の高いお弁当容器を使用する場合は、なるべく熱いうちに詰め、65 ℃以上を保ちましょう。
お弁当による食中毒を防ぐためには、つくってから食べるまでの時間を短くすることが重要です。お弁当はなるべく早めに食べるようにしましょう。
3 サンドウィッチなどパンのお弁当は
基本的な考え方はご飯のお弁当と同じですが、以下の点に特にご注意ください。
- パンや具材に触れるときは、手をよく洗い、できれば使い捨ての手袋をしましょう。
- 生野菜や果物などは流水で十分に洗い、付着している菌を落とします。
- 加熱する具材は中まで十分に火を通し、殺菌してください。半熟の卵の使用は控えてください。
参考ホームページ
記事ID:115-001-20240726-006110