令和6年度東京iCDCフォーラムを開催しました!(令和7年2月1日、2日)
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令和6年度東京iCDCフォーラムを開催しました!
東京iCDCでは、感染症への理解を深めるきっかけとして、令和5年度より「東京iCDCフォーラム」を開催しています。令和6年度は、令和7年2月1日(土曜日)及び2月2日(日曜日)と2日間にわたって、東京iCDCフォーラムを開催しました。
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1日目
1日目は、能登半島地震から1年が経過した今、被災地支援の経験などを踏まえて「感染症×災害」をテーマに専門家やフリーアナウンサーの武田真一さんが講演を行いました。
専門家による講演
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どんな災害が起こったときに、どのような感染症のリスクがあるのか、わかりやすく解説します。また、避難所でのDX活用についても提言します。
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DICT(災害時感染制御支援チーム)の活動や、被災地における避難所の感染対策やトイレなどの様々な課題や問題などについてお話しします。
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能登半島地震発災後に派遣されたDHEAT(災害時健康危機管理支援チーム)及び保健師班の活動 を通じて、被災地支援についてご紹介します。
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災害が頻発する中、どのように被災地を支援すればよいのか。そのキーワードが「関係人口を増やす」。 人口減少の中で被災地に係る人を増やしていくことで消滅の危機に瀕したコミュニティを維持していこうという考え方だ。人と人の繋がりや「利他の心」の涵養は新型 コロナの教訓でもある。被災地と「未災地」の対等な関係性の構築について考える。
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事前に皆様から寄せられた質問について、専門家、ゲストがお答えします。
2日目
2日目は、ネクストパンデミック、ワンヘルスをテーマにした座談会や討論会を行いました。
座談会①ネクストパンデミック
座長:四柳 宏 氏 (東京大学先端医療研究センター)/ 奈良 由美子 氏 (放送大学)
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ネクストパンデミックの可能性となるウイルスについて、鳥インフルエンザを中心に紹介します。また、ワクチン開発の取組について概説します。
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パンデミックに備えるには、平時からの重層的なサーベイランスが必要です。今後導入予定のARIサーベイランスを含め、データの収集やその活用について紹介します。
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新興・再興感染症等のアウトブレイクに対する健康危機管理対応に関して、蔓延防止のためにはどのように社会全体が連携して備えるのか、公衆衛生の視点から総括します。
座談会②ワンヘルス
座長:松本 哲哉 氏 (国際医療福祉大学)/ 森田 公一 氏 (長崎大学感染症研究出島特区)
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動物から人へ伝播する感染症について、エムポックスや蚊媒介感染症を中心に紹介するとともに、人・動物・それを取り巻く環境を包括的に捉えるワンヘルスの観点で概説します。
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災害や気候変動などの大きな環境の変化が人や動物の健康にどのような影響を及ぼすのか、感染症への影響を中心に紹介します。
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薬剤耐性菌は世界的に増加しており、感染症の治療や予防への影響が大きく喫緊の課題となっています。日本での薬剤耐性菌の状況や蔓延を防ぐための取組、感染対策などを解説します。
開催案内は以下のチラシをご確認ください。