ページの先頭です

ここから本文です

       

 東京都では、世界保健機関(WHO)が「世界エイズデー」と定めた12月1日を中心とする1か月間を「東京都エイズ予防月間」として、広く都民に対して啓発キャンペーンを実施します。
 期間中、都庁前中央通りと新宿二丁目仲通りの街灯に啓発フラッグを掲げます。フラッグにHIV/エイズを正しく知り、差別と偏見をゼロにするためのメッセージを掲載しています。

掲載フラッグの画像

        

①HIV/エイズは、過去の原因不明で死に至る病であった時代の認識から、未だに差別・偏見が残っています。
 HIV/エイズへの差別と偏見ゼロに向けて、フラッグ中央に「0ゼロ」を配置しています。国連エイズ合同計画(UNAIDS)が掲げる世界共通のビジョンで、 「HIVの新たな感染ゼロ」、「差別ゼロ」、「エイズ関連死者ゼロ」のゼロでもあります。


HIV・梅毒などの匿名・無料検査ができる保健所、検査・相談室の情報はこちら
 HIVや梅毒などの性感染症は、匿名・無料で検査を行っていますので、少しでも心配なことがあれば、迷わず検査を受けてください。

        
      

掲載フラッグの画像

        

③HIV感染症の治療は急速に進歩しており、1年から数年の間に次々と飲みやすく副作用の少ない薬が開発されています。以前は、複数の薬を合わせて飲む必要がありましたが、今は1日1回1錠飲めばよい薬、1~2か月に1回、注射をする治療薬もあります。HIV感染症は、治療によりウイルスが体内で増えるのを抑えながら付き合っていく病気になっています。         
→以降のフラッグでも今のHIV/エイズについて解説しています。最新の正しい情報をUPDATEしましょう!        

④HIVは感染しても、症状がほとんどない期間が長く続きます。感染に気が付かず、治療を受けなければ数年~10年程度で様々な症状が現れる病気、エイズとなります。
 検査を受けてHIVの感染を早期に知り治療を継続することで、エイズの発症を抑えることができます。また、感染前とほとんど変わらない生活を続けることができます。今では、治療の進歩により、HIVに感染した方の余命は感染していない人とほぼ同じ程度まで伸びているといわれています。         
 早期に治療を開始するためには早めに検査を受けることが重要です。

掲載フラッグの画像

        

U=U(ユー・イコール・ユー)とはUndetectable=Untransmittableの略で、「検出限界値未満はHIV感染しない」という意味です。         
 治療を受け、体内のウイルス検出量を限界値未満に抑え、その状態を維持すれば、性行為でも他の人へ感染させることはないという事が証明されています。         
 ただし、コンドームの使用は、他の性感染症を防ぐためにも有効です。

⑥HIVへの感染予防としてはコンドームの使用が第一となります。         
 その他の手段として、2024年8月にHIVの抗HIV薬「ツルバダ配合錠」が暴露前予防(PrEP)の適応で薬事承認されました。曝露前予防として適切な方法で服用することでHIV感染リスクを減少させることができます。         
 PrEPの開始に当たっては、HIVや性感染症の検査、腎機能の評価等をクリニックや医療機関で受けることが必要です。必ず事前に医師へ相談してください。PrEPを開始した後も定期的な検査を受けます。         
 また、 PrEPを行っている場合でも他の性感染症のリスク軽減のため、コンドームを使用したセーファーセックスを心がけましょう。

   

梅毒まだまだ拡大中!

都内における2023年の梅毒報告数は3,701件で、感染症法に基づく調査開始以降、過去最多となりました。

梅毒をはじめ性感染症は、みなさん誰でもかかる可能性のある病気です。
逆に、一人ひとりが正しい知識を持ち、適切な行動を心がければ
誰でも予防や感染拡大防止をすることができます。

あなたのため、大切な人のため、
性感染症の正しい知識を身につけ、感染拡大を防ぎましょう。

各病気の知識

Knowledge

「性行為で感染する病気」を総称して、性感染症(STI)といいます。
ウイルス、細菌、原虫などが、性器、泌尿器、肛門、口腔などに接触することで感染します。
しかし、症状が軽かったり、なかったりすることもあり、気がつかない間に感染していることがあります。

※STI(STD)とは、Sexually Transmitted Infections(Diseases)の略です。

新着情報

News

医療従事者向けページ

東京都では、医療従事者の方向けに、梅毒の診療に必要な知識や情報が得られる研修用ページをご用意しています。

梅毒の症例等取扱いに注意が必要な内容が含まれているため、医療従事者向け梅毒研修用ページをご利用いただくためには、
ログインID及びパスワードが必要となります。

詳しくはこちら