結核について(医療機関の皆様へ)
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結核の早期発見について
多摩小平保健所管内では、80歳以上の高齢者に結核が多い傾向があります。
肺結核の症状は、呼吸器疾患と区別がつくものがなく、高齢者においては症状が出にくいため、診断が遅れるケースもあります。日常の診療の中で、結核も念頭におき、鑑別診断のため胸部エックス線検査など画像診断と合わせて、抗酸菌検査の実施を積極的にご検討ください。
診断時の届出
結核と診断した場合、直ちに最寄りの保健所へ届出をお願いします。
※詳細は、感染症の届出について(医療機関の皆様へ)をご覧ください。
また、結核で治療中の患者の入退院時には、保健所への届出が必要です。
入院している結核患者が退院した時には、7日以内に結核患者(入院・退院)届出を記入の上、届出をお願いします。
結核医療費公費負担申請書
結核(潜在性結核感染症を含む)医療費の公費負担の開始は、保健所が結核医療費公費負担申請書を受理した日からとなります。
結核の定期健康診断について
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法律第114号)第53条の2の規定により、学校、病院・診療所、助産所、介護老人保健施設、社会福祉施設等は下記のとおり結核の定期健康診断を実施し、保健所に報告しなければなりません。
結核の定期健康診断は、結核の罹患率が高い者や結核を発病すると周囲に感染させるおそれが高い者等に対する健康診断の実施を義務付けることにより、結核を早期に発見し、集団感染を防ぐことを目的としています。
医療機関における結核対策の手引き
感染対策については、以下をご覧ください。
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