イヌブルセラ症

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病原体

ブルセラ・カニス(Brucella canis : イヌ流産菌)

関係する動物

主な 宿主 (しゅくしゅ)は犬。まれに人に感染する。

感染経路

人 : 感染犬の死体、流産時の汚物等に接触して感染することあり。
犬 : 流産時の汚物等によって汚染された餌、感染犬の尿、 乳汁 (にゅうじゅう)等を介して感染する。

動物の症状

オス (いぬ) 精巣 (せいそう)炎、 精巣 (せいそう)上体炎
メス (いぬ) : 胎盤炎、妊娠45~55日目(正常妊娠期間は約63日)に死・流産

人の症状

発熱、悪寒、倦怠感など、風邪に似た症状を示す。

予防法

  • 犬と接触した後は、 石鹸 (せっけん)等での手洗いとうがいをする。
  • 流産した犬は獣医師の検診を受ける。
  • 感染犬の死体、流産時の汚物、尿などへの接触は極力避け、流産した犬の世話をするときは、ゴム 手袋 (てぶくろ)、マスクを装着する。また、汚物等が付着した場所は、消毒用エタノール、次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒する。
  • 感染犬と 健常犬 (けんじょうけん)とを隔離する。
  • 繁殖を業とする場合は、犬を個別管理することが望ましい。

犬のブルセラ症に関するQ&A(東京都福祉保健局健康安全部環境衛生課作成)

ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。 犬のブルセラ症に関するQ&A(PDF:233KB)

犬の登録と毎年度1回の狂犬病予防注射は飼い主の義務です

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記事ID:115-001-20240726-009781