感染性胃腸炎について
第7回東京都感染症対策連絡会議資料抜粋
主な予防のポイント
- 最も基本的な予防方法は手洗いです。調理や食事の前や排便後等は石けんと流水で十分に手を洗い、手洗い後は清潔なタオルで手を拭きましょう。
- カキなどの二枚貝は中心部まで十分に加熱しましょう。湯通し程度の加熱では、ウイルスの感染力は失われません。
- 二枚貝の調理に使用した器具等は、洗浄後に熱湯消毒しましょう。
- 野菜や果物などの生鮮食品は十分に洗浄しましょう。
感染した場合の対策・予防法
- 特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法となります。
- 乳幼児や高齢者等は重症化する場合があるので、早めに医療機関を受診し、適切な処置を受けましょう。
- 下痢止めの使用は、医師に相談してからにしましょう。
感染の拡大を防ぐには
- 症状が回復しても数日はノロウイルスを排出します。手洗いの徹底等の感染防止に注意して下さい。
- 下痢や嘔吐の症状がある場合は、できるだけ学校や仕事を休み、体力の回復に努めてください。
- 嘔吐した場合は、口の中をよくすすぎ、また、使用した洗面器や流しなどは直ちに洗浄、消毒して下さい。
- 感染した人の便、吐物には多量のノロウイルスが含まれていますので、取扱については十分に注意して処理して下さい。
- マスクや手袋の着用(素手で触れない)をしてペーパータオル等で拭き取る
- 拭き取ったペーパータオル等は、ビニール袋に入れ、消毒・密封して廃棄
- 便や吐物を処理した後の床などの消毒をしましょう。感染性胃腸炎の主な原因となるウイルスはアルコール消毒の効果が乏しいため、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で処理しましょう。(参考:防ごう!ノロウイルス感染(東京都感染症情報センター))
- 作業後は手を洗い、うがいをしましょう。
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このページの担当は 感染症対策部防疫課防疫担当(03-5320-4088) です。