東京都における感染症媒介蚊対策
- 更新日
近年、輸送手段の発達等により、感染症流行地域から我が国へ、人や物資等を介した病原体の侵入により、デング熱等の蚊が媒介する感染症の流行が懸念されています。また、地球温暖化や都市のヒートアイランド現象等によって、感染症を媒介する蚊の生息域が拡大しています。
蚊が媒介する感染症をまん延させないため、東京都では、以下の対策を行っています。
感染症媒介蚊のサーベイランス
東京都健康安全研究センターでは、蚊が媒介する感染症の未然防止のため、都内で生息する蚊を定期的に捕集し、蚊の種類と数及び感染症病原体(ウエストナイルウイルス、デングウイルス、チクングニアウイルス、ジカウイルス、マラリア原虫)の有無を調査しています。
蚊の発生防止対策
蚊の発生防止強化月間
蚊が媒介する感染症のまん延を未然に防止するためには、平常時から地域全体で蚊の発生抑制に取組むことが大切です。このことは、自らの感染予防にもつながります。
東京都では、蚊の発生シーズン前の6月1日から6月30日を「蚊の発生防止強化月間」と位置付け、キャンペーンを実施しています。
蚊の発生防止対策パンフレット等
蚊の発生防止のための対策をまとめたパンフレット等を作成しています。ご活用いただければ幸いです。
殺虫剤の備蓄
蚊が媒介する感染症の発生時に備えて、都が所有・管理する施設(庁舎や学校、公園など)で必要となる殺虫剤の備蓄を行っています。
記事ID:115-001-20240726-006733