浄水器の衛生管理
- 更新日
皆さんは、ご家庭でおいしい水づくりに浄水器を使われていませんか?
浄水器は使い方を誤ると、逆に水質を悪化させ、安全性を失わせてしまうことがあります。浄水器の上手な使い方を考えてみましょう。
浄水器とは
水の残留塩素や濁度を減らす活性炭や中空糸膜などをろ過材とした水処理器具です。
主なろ過材の種類
- 活性炭
細かい穴が無数にあいている特殊な炭 - 中空糸膜
ストローのように中空になっている細かい化学繊維を束ねたもの
残留塩素のこと
不快に感じるカルキ臭の原因となる残留塩素。 残留塩素は、細菌の増殖を抑えるために入れられているものです。
ですから、浄水器により鉄分などと一緒に除去することにより、機器本体にたまっている水には細菌が増殖する危険があります。
こんなことに気をつけましょう
- 機器は、取扱説明書や銘板等の表示に従い正しく取り付け、また使用しましょう。
- 機器内にたまった水には細菌が繁殖することがあります。朝一番の使い始めや、長時間使わなかったときなどは、しばらく水を流してから使用しましょう。
- ろ過材(カートリッジ)の交換は、取扱説明書に従って定期的に行いましょう。
- ろ過材にお湯を通すと、活性炭に吸着した物質が溶け出したり中空糸膜を傷めたりすることがあるので、注意をしましょう。
- 機器を通した水は、残留塩素がなくなるため細菌が繁殖しやすくなります。浄水後の水はできるだけ早く使用しましょう。
- 浄水器の性能等の規格には、社団法人 日本水道協会(JWWA)の規格があります。購入の際には、JWWA規格の基準適合品マークと性能表示が参考になるでしょう。
以上のような衛生管理に注意して、浄水器を上手に使いましょう。
記事ID:115-001-20240726-009222