臓器移植について

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臓器移植とは?

「臓器移植」とは、病気や事故によって臓器が機能しなくなった人に、他の人の臓器を移植して、機能を回復させる医療です。
移植を受けた方は、生涯免疫抑制剤を飲み続けなければなりませんが、多くの方がスポーツをするなど活発な日常を送ることができます。

臓器移植を経験された方、臓器提供されたご家族の体験と想いがつづられた手記は、下記のリンクからご覧ください。
(公益社団法人日本臓器移植ネットワークのホームページにリンクしています。)

臓器の提供とは?

臓器の提供は、脳死後あるいは心臓が停止した死後にできます。
平成22年に臓器移植法が改正され、生前に臓器を提供する意思表示をしている場合に加え、ご本人の臓器提供の意思が不明な場合も、ご家族の承諾があれば臓器提供できるようになりました。
これにより、15歳未満の方からの脳死後の臓器提供も可能になりました。

臓器提供の意思表示について

最期を迎えるときにご自分の意思が生かされるためには、日ごろから臓器提供についてよく知り、あらかじめ明確な意思表示をしておくことが必要です。
意思表示により、臓器提供しない権利、する権利の両方が尊重されます。

意思表示は、「マイナンバーカード」、「運転免許証」、「意思表示カード」、「インターネットでの登録」により行えます。

万一のときに後悔しない、後悔させないために、臓器移植についてご家族とよく話し合い、意思表示をしておきましょう。
15歳未満の方は保護者とともに「臓器提供しない」意思登録のみが可能です。
救急救命医療の内容に影響することはありません。

臓器提供意思表示カード付リーフレットは、保健所や区市町村窓口などに置いてあります。
詳しくは、公益社団法人日本臓器移植ネットワーク(電話 0120-78-1069)までお問い合わせください。

写真 臓器提供意思カード

臓器提供意思表示カード

臓器提供Q&A                 

Q 「脳死」とはどんな状態ですか?
A 「脳死とは、呼吸・循環機能の調節や意識の伝達など、生きていくために必要な働きを司る脳幹を含む、脳全体の機能が失われた状態です。
 事故や脳卒中などが原因で脳幹が機能しなくなると、二度と元に戻りません。
 薬剤や人工呼吸器などによってしばらくは心臓を動かし続けることもできますが、やがて(多くは数日以内)心臓も停止してしまいます。
 植物状態は、脳幹の機能が残っていて、自ら呼吸できる場合が多く、回復する可能性もあります。
 脳死と植物状態は、根本的に全く違うものなのです。

※その他、意思表示の方法や臓器移植について詳しいことは、日本臓器移植ネットワーク(電話 0120-78-1069)に問い合わせるか、ホームページをご覧ください。

電話 0120-78-1069(平日9時から17時30分まで)

東京都院内ドナーコーディネーター認定制度

東京都では、都内における移植医療の円滑な実施を促進するため、都内の脳死下又は心停止下での臓器提供が可能な施設の施設長からの推薦に基づき、東京都院内ドナーコーディネーターの認定を行っています。

院内ドナーコーディネーターは、勤務する医療機関において、臓器提供に関する院内体制の構築(マニュアル作成や普及啓発など)に取り組んでいます。また、臓器提供時には、患者のご家族に対する説明や院外の関係機関との連絡調整などを行います。

 認定は、随時行っています(認定期間2年。更新可)。また、認定された院内ドナーコーディネーターの方を対象に、年2回研修を行っています。認定を希望される医療機関の方は、下記までお問合せ下さい。

東京都院内ドナーコーディネーターが所属する施設  更新日 令和7年2月
NO 医療機関名称 所在地
1 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 新宿区
2 東京女子医科大学病院 新宿区
3 東京医科大学病院 新宿区
4 順天堂大学医学部附属順天堂医院 文京区
5 東京科学大学病院 文京区
6 昭和大学病院 品川区
7 東邦大学医療センター大森病院 大田区
8 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター 世田谷区
9 東京女子医科大学附属足立医療センター 足立区
10 東京医科大学八王子医療センター 八王子市
11 独立行政法人国立病院機構 災害医療センター 立川市
12 地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立小児総合医療センター 府中市
13 地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立多摩総合医療センター 府中市
14 日本医科大学多摩永山病院 多摩市
記事ID:115-001-20240726-004276