洗浄剤の種類
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洗浄剤にはどんな種類が?
A:
家庭で使われる洗浄剤には様々なものがありますが、酸性、中性、アルカリ性などの液性による区分は、その水素イオン濃度(pH)により決められています。
液性は使用される化学物質の種類により変わります。
液性 | アルカリ性 | 弱アルカリ性 | 中性 | 弱酸性 | 酸性 |
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pH | 11を越えるもの | 11以下8を越えるもの | 8以下6以上 | 6未満3以上 | 3未満 |
1.酸性洗浄剤
塩酸、硫酸などの無機酸やスルファミン酸、シュウ酸などの有機酸を主成分としており、界面活性剤が添加されているものもあります。
トイレ用洗浄剤に多くみられ、アンモニア塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、ナトリウム塩などの汚れを酸の力により分解します。
2.中性及び弱アルカリ、弱酸性洗浄剤
陰イオン系や非イオン系の界面活性剤を主成分としており、これに種々の添加物が加えられています。
台所用、洗濯用の合成洗剤は、ほとんどがこのタイプで、界面活性剤の力により油汚れを落とします。
界面活性剤や添加物の種類により、液性が弱アルカリ性または弱酸性となるものもあります。
3.アルカリ性洗浄剤
炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムを主成分として、換気扇、ガスレンジなどの油汚れや排水タイプのつまりを落とすものと、これらに漂白剤である次亜塩素酸ナトリウムを加えたカビ取り剤などがあります。
記事ID:115-001-20240726-006272