デング熱等蚊媒介感染症対策に関すること
啓発動画 ますくまとあらうさぎがおくる自分でできる蚊の対策(3分36秒)
夏は蚊が発生する季節。蚊に刺されないために、みんなで蚊の対策をしましょう!
東京都多摩小平保健所オリジナルキャラクターのますくまとあらうさぎがおくる「蚊対策」の普及啓発動画です。子どもから大人まで楽しんでいただける内容となっています。
皆様でどうぞ御覧ください。
ますくまとあらうさぎがおくる自分でできる蚊の対策(東京動画サイトへリンクします)
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東京都におけるデング熱の発生事例
平成26年8月27日、厚生労働省から、デング熱の患者が確認されたとの発表がありました。当該患者は海外渡航歴がないことから、国内でデング熱に感染したと考えられるとのことでした。
以降、海外渡航歴がないにも関わらずデング熱に感染したという患者の報告が相次ぎ、全国160人(うち都内108人)の患者が確認されました。
今回の事例は、患者の多くが都立代々木公園を訪れていたこと、同公園における蚊のウイルス調査の結果、デングウイルスを保有した蚊が確認されたことから、同公園が感染場所であると推定されています。
しかし、患者の中には、都立代々木公園を訪れていないにもかかわらず、デング熱を発症した方が確認されているとともに、都立代々木公園以外でも、デングウイルスを保有した蚊が確認されています。
蚊が媒介する感染症はデング熱以外にも存在することから、今後も感染症媒介蚊対策を推進していく必要があります。(保健医療局ホームページより引用)
蚊が媒介する感染症
蚊が媒介する感染症には、デング熱以外にも、ウエストナイル熱、チクングニア熱、マラリア、ジカウイルス感染症などがあります。
ウエストナイル熱は、ウエストナイルウイルスを保有する蚊に刺されることで感染し、発熱や脳炎を引き起こします。米国及びカナダで1999年(平成11)以来、感染が広がっており、現在も流行している状況にあります。
チクングニア熱は、チクングニアウイルスに感染した蚊に刺されることによって起こるウイルス感染症で、発熱、発疹、関節痛の3つの症状が特徴的であり、急性症状が軽快した後も、数週間~数年にわたってリウマチに似た関節痛や腫脹、圧痛が続くことがあります。
マラリアは主に熱帯から亜熱帯に分布し、ハマダラカがヒトにマラリア原虫を媒介することにより感染する寄生虫症で、主な症状は、発熱、貧血、脾腫です。
ジカウイルス感染症(ジカ熱)は、ジカウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)に刺されることによって生じる感染症です。
2015年からブラジルを中心に中南米で流行が拡大しています。症状は軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、結膜炎、疲労感、倦怠感などです。血小板減少などが認められることもありますが、一般的に他の蚊媒介感染症であるデング熱、チクングニア熱より軽症といわれています。
(保健医療局ホームページより引用)
詳しくは下記サイトをご覧ください。
東京都感染症情報センターホームページ
東京都における感染症媒介蚊対策
近年、輸送手段の発達等により、感染症流行地域から我が国へ人や物資等を介した病原体の侵入により、デング熱等の蚊が媒介する感染症の流行が懸念されています。
また、地球温暖化や都市のヒートアイランド現象等によって、感染症を媒介する蚊の生息域が拡大しています。
蚊が媒介する感染症をまん延させないため、東京都では、感染症媒介蚊のサーベイランス(調査監視)、蚊の発生防止対策、殺虫剤の備蓄を行っています。
東京都健康安全研究センターホームページ
保健医療局ホームページ
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このページの担当は 多摩小平保健所生活環境安全課 環境衛生第一担当 第二担当 です。