市場衛生検査所の一日 (1) 早朝監視
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市場衛生検査所の業務を食品衛生監視員の一日を通じて紹介します。
早朝監視の目的は、「市場に有害・不良食品を入れない」ことです。市場に入荷された食品について、流通前(せり前)に、違反・不良食品及び有毒魚がないか、衛生的に取り扱われているかを確認します。
1 市場衛生検査所を出発
朝4時、市場衛生検査所の一日が始まります。
2 マグロの卸売場
流通の発展により、生マグロは国内のみならず遠くはスペインやギリシャ、メキシコなどから入荷されます。
マグロの温度や、床に直置きをしていないかなど、取扱いをチェックします。
3 鮮魚の卸売場
全国各地から入荷された荷の中に有毒魚介類がないか、きちんと保冷されているか等をチェックします。
4 特種物の卸売場
寿司ネタとなる魚介類やふぐ、カキ等が衛生的に取り扱われているかをチェックします。
5 ウニの卸売場
赤外線放射温度計で、生食用ウニの温度を確認します。また、表示事項もチェックします。
6 塩干・合物卸売場
魚介類の塩蔵品、乾製品の卸売場です。表示事項をチェックするほか、添加物が適正に使用されているか等、検体を採取して検査を行います。
7 活魚の卸売場
有毒魚介類や食用不可のふぐ等が入荷していないかチェックします。
8 青果物の卸売場
青果物が衛生的に取り扱われているか、また、キノコ類や山野草に有毒なものが混入していないかチェックします。漬物類など青果物加工品の表示事項や保冷状態なども確認します。
記事ID:115-001-20240726-009633