市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)について
- 更新日
1 市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)とは?
薬局やドラッグストアで購入できる風邪薬や咳止めなどを大量・頻回に服用することです。
服用を繰り返すうちにそれまでの量では効かなくなり、オーバードーズにつながるおそれがあります。
さらに服用を続け、薬に依存してしまうと、自力ではやめられなくなることがあります。
オーバードーズの影響で肝障害が起こったり、最悪の場合は心肺停止で死亡したりする場合もあります。
2 オーバードーズの背景
10代・20代の若い世代を中心にオーバードーズが増加しており、従来の違法薬物と比較して、女性が多く、非行歴が少ないなどの特徴があるとされています。
背景には、家庭や学校等で感じている「つらい気持ち」があり、それを和らげるために市販薬に頼ってしまうことが考えられます。
いじめや虐待、親との関係が悪い、学校での孤立など、オーバードーズの裏には深刻な問題が潜んでいる場合もあります。
3 一人で抱え込まずご相談ください。
市販薬のオーバードーズがやめられない方は、一人で抱え込まずご相談ください。
また、ご家族の方も、本人が何に悩んでいるのかを探り、一緒につらい気持ちに向き合う姿勢を示すことが必要ですが、自分たちだけで解決しようとしてうまくいかず、こじれてしまうこともあります。
まずは、医療機関、精神保健福祉センター、保健所等に相談し、専門家のアドバイスを得ることが大事です。都では、本人やご家族の方から、匿名でのご相談を受け付けています。
4 公的な相談機関
精神保健福祉センターは心理や福祉の専門家が秘密厳守で相談を受け付けています。
東京都立中部総合精神保健福祉センター
〒156-0057 世田谷区上北沢2-1-7
相談電話:03-3302-7711(平日9時から17時)
担当地域:港区、新宿区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、練馬区
東京都立精神保健福祉センター
〒110-0004 台東区下谷1-1-3
相談電話:03-3844-2212(平日9時から17時)
担当地域:千代田区、中央区、文京区、台東区、墨田区、江東区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、
足立区、葛飾区、江戸川区、島しょ地域
東京都立多摩総合精神保健福祉センター
〒206-0036 多摩市中沢2-1-3
相談電話:042-371-5560(平日9時から17時)
担当地域:多摩地域全域
東京都夜間こころの電話相談
電話 03-5155-5028
午後5時から午後10時まで(受付は午後9時30分まで)
その他
〇 お住いの地域の各保健所・保健センター等にも相談窓口があります。
〇 また、その他の相談窓口は、以下のページをご確認ください。
〇 市販薬乱用に関するより詳細な情報については、以下のページをご確認ください。
〇 「薬物乱用に関する相談チャットボット」 も合わせてご利用ください。