「ココが知りたい!」にお答えします
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就職について
Q1 就職試験は現地に行って受けるのですか?
A1
現地へ行って受験するところ、本土の事務所で受験するところなど、島によって違います。
Q2 島に就職する場合、どのような準備が必要ですか?
A2
仕事上では島だからといって特別なことはありません。赴任してまず大事なのが生活の基盤を整えることです。引越しなども本土とは違って船を使うことになりますので、取り扱い業者のことや住宅のことなど、事前に役場などから情報収集するとよいでしょう。
Q3 自動車免許は必要ですか?
A3
島によって交通事情が違いますが、公共交通機関はバスのみです。それ以外の移動手段は徒歩、自転車、自動車になります。小さい島でも山間部があったり集落が離れていたりということもありますので、自動車免許があると便利です。自治体によっては自動車免許の保有が採用条件になっている場合もありますのでよく確認してください。
仕事について
Q4 離島のようなへき地に就職する場合、臨床経験は必要ですか?
A4
島しょ地域は、本土と比べて医療過疎といえますが、それを理由に臨床経験を求める自治体はありません。保健師として住民サービスを提供していく上で臨床での経験を活かせることもあると思いますが、経験の有無に左右されることなく公衆衛生の視点を持って地域に関わっていくことが大切になります。
Q5 保健師として働いた経験がありませんが、保健師経験は必要ですか?
A5
島しょ町村は小さい自治体ですので、数名の保健師の中で仕事をすることになります。その点では「即戦力」が求められるところですが、経験がなくても同僚の保健師や東京都の保健師に相談しながら仕事を進めていくことができればよいと思います。
Q6 離島ならではの保健師活動にはどんなことがありますか?
A6
保健師が住民の健康を支える「扇の要」的な役割を担っているのは島しょ町村も同じです。ただ、島しょの場合は一番大きな島でも人口9千人弱ですから地域全体を把握しやすく関係機関とも顔の見える関係を築きやすいと思います。自分が関わる業務が地域での活動に連動していくという保健師ならではの活動ができるのが島しょ町村と思います。
Q7 どのような組織の中で仕事をするのですか?
A7
保健師が配属される部署は自治体によって様々ですが、大きな自治体と違うのは、保健師だけの部署ではないというところです。他の専門職や事務職と同じ部署で協力しながら仕事をしていきます。
Q8 職場での研修制度やスキルアップのための支援はありますか?
A8
自治体よって違いますが、公務員としての研修を行っていたり、本土での研修受講の機会を設けています。東京都でも、新規採用者を対象にした保健師研修を実施していますので年に何回か参加することができます。
生活について
Q9 住宅は自分で探すのですか?
A9
職員住宅が準備されています。詳しいことは役場に問い合わせるとよいでしょう。
Q10 離島での生活で苦労するところはどのようなところですか?
A10
島の大きさ、人口、本土からの距離など、島によって違いはありますが、どの島でも本土に比べると不便な生活になります。生活物資の供給は船の便数や天候に左右されたり、物価も高くなります。電気、水道はどの島も問題はなくテレビも本土と同じように視聴ができますが、一部携帯電話が使えないところがあったり、ラジオが聞けないところもあります。
Q11 離島生活を続けるコツを教えてください。
A11
島では職場と住居が接近していますので、サービスを提供する対象もご近所さんであったり、よく知っている人であったりする場合があります。仕事をする上では島民の方々との距離感が大切になります。狭い地域で生活するので逃げ場がないストレスもあるかもしれません。離島では医療設備が十分整ったところも少ないので、健康管理はとても大切になります。自分なりの離島生活を見つけ、楽しみながら仕事と生活ができるとよいと思います。