「自殺予防~誰もが生きやすい社会をめざして~」
- 更新日
自殺予防対策について
自殺の現状
全国の年間自殺者はピーク時の平成15年を境に大きく減少していますが、令和2年より増加に転じ、令和4年は約2万2千人もの方が自らの命をたつという深刻な状況が続いています。東京都でも約2,400人、多摩小平保健所管内(小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市)でも約120人の方が大切な命を落とされています。
*出典:「地域における自殺の基礎資料(令和4年)」(厚生労働省)
一人で悩んでいるあなたへ ぜひ、相談してください。
「一人で悩む」ことは、とてもつらいことです。
そのような時は、あなたの家族や友人、職場の同僚等、身近な人や、お住まいの行政機関、医療機関へ相談しましょう。自殺したいと思った時、多くの方が相談することで、乗り越えています。
東京都では、自殺の背景となる問題、こころと身体の健康問題、家庭問題、多重債務などの経済問題、過労、いじめ等について、さまざまな相談機関、窓口があり、連携して自殺予防に取り組んでいます。
身近な方の変化に気がついたら
自殺は、様々な社会的は要因が関係した結果、うつ病等の精神疾患を発症し、正常な判断ができなくなった結果の「追い込まれた末の死」と言われています。
悩みを抱えている方が追い込まれないよう、孤立しないように、社会全体で取り組むことで、自殺を防ぐことができます。
自殺を考えている方は、何らかのサインを出しているといわれます。
周囲が気づくサイン
- 以前と比べて表情が暗く、元気がない
- 体調不良の訴えが多くなる
- 仕事や家事の能力が低下し、ミスが増える
- 周囲との交流をさける
- 遅刻、早退、欠勤(欠席)が増える
- 飲酒量が増える
これらのサインに、気づいてください。
そして、声をかけ、ゆっくり話を聞き、必要な支援につなげ、見守ってください。
子供の自殺予防対策への取組
15~39歳の自殺は死因の第一位であり、深刻な状況にあります。
令和4年度に見直された「自殺総合対策大綱」では、「子ども・若者の自殺対策の更なる推進・強化」を重点施策の一つとしてあげています。
多摩小平保健所では「学校保健と地域保健との連携会議」において、平成23年度から自殺対策に取り組んできました。
1 | 「一人でなやんでいるあなたへ SOSを出していいんだよ!」(平成24・30年度作成※) |
|
|
---|---|---|---|
2 | 「もやもやしたら…相談してみようよ!」(平成27・29年度作成※) |
|
|
※各教材に掲載されている相談先の情報は、令和5年3月31日現在の情報で改訂しています。
※1のポケット版は、両面印刷し、切込み線に従って横半分に切って折ると、ポケット版を2部作成することができます。
※2の簡易版は、切込みを入れ折りたたむと小冊子になります。
東京都保健医療局が発行している印刷物・報告書はこちら(保健医療局ホームページ)
普及啓発小冊子・ポケット版等を利用される皆様へ
私的使用の範囲を超えて使用する場合は、「著作物の利用許諾申請」の手続きが必要です。
利用される場合は、保健政策部健康推進課 自殺総合対策担当まで御連絡ください。
手続きが必要な場合
- 内容を変更して使用する場合
- 内容の一部を使用する場合
- PDFファイルをホームページに添付する場合等