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HPVワクチンの男性への接種について

ヒトパピローマウイルス感染症とは

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、主に性行為によって感染するウイルスです。性行為を経験する年頃になれば、男女を問わず多くの人がHPVに感染します。ウイルスの遺伝子型は200種類以上あり、ほとんどは問題を起こしませんが、その一部は子宮頸がんのほか中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの疾患の原因になることが分かっています。

男性のHPVワクチン接種の効果

男性がワクチンを接種することで、中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながります。

男性が接種できるワクチンの種類や接種費用

国内で使用されているHPVワクチンには2価、4価、9価の3種類がありますが、そのうち男性への接種が承認されているのは4価ワクチン(商品名:ガーダシル)のみです。現在、男性への接種は定期接種でないため、費用は接種者が全額負担となり、1人合計3回の接種が必要なので5~6万円程度かかります。※自治体によって接種費用の助成の有無、又、医療機関によって費用等が異なります。詳細は、お住まいの自治体、接種する医療機関にご確認下さい。

標準的なワクチン接種スケジュール

4価ワクチン(ガーダシル)

2ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。
1年以内に接種を終えることが望ましいとされています。
2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2ヵ月後と6ヵ月後にできない場合、2回目は1回目から1ヵ月以上、3回目は2回目から3か月以上あけます。

HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ

「HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ」厚生労働省リーフレット(PDF:1,273KB)
こちらのリーフレットはダウンロードして使用可能です。

HPVワクチンの副反応

HPVワクチンの接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)※1が起こることがあります。
発生頻度4価ワクチン
(ガーダシル)
50%以上疼痛*
10~50%未満紅斑*、腫脹*
1~10%未満頭痛、そう痒感*、発熱
1%未満下痢、腹痛、四肢痛、
筋骨格硬直、硬結*、出血*、不快感*、倦怠感など
頻度不明失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、疲労など

※1 重いアレルギー症状:呼吸困難やじんましん等(アナフィラキシー)、神経系の症状:手足の力が入りにくい(ギラン・バレー症候群)、頭痛・嘔吐・意識低下(急性散在性脳脊髄炎(ADEM))等
※2 HPVワクチン接種後に生じた症状として報告があった数(副反応疑い報告制度における報告数)は、企業からの報告では販売開始から、医療機関からの報告では平成22年(2010)年11月26日から、令和5年(2023)6月末時点までの報告の合計。出荷数量より推計した接種者数413万人を分母として1万人あたりの頻度を算出。
※3 重篤な症状には、入院相当以上の症状などがふくまれていますが、報告した医師や企業の判断によるため、必ずしも重篤でないものも重篤として報告されることがあります。

国内外の動向

アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスなど諸外国においては、男女とも公的接種の対象となっています。日本でも、男性を定期接種の対象に加えることについて厚生労働省で検討されており、都は、自治体が接種費用を助成する場合の支援の検討を進めています。

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お問い合わせ

このページの担当は 感染症対策部防疫課防疫担当(03-5320-5892) です。

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