食品には、どの程度の食品添加物が入っているのですか?【食品安全FAQ】
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- どういう食品に食品添加物が多く含まれているのですか?
- 一般にとりすぎている食品添加物はあるのでしょうか?
回答
- 食品によって含まれる食品添加物の種類と量は様々です。
- ただし、市販されている食品に使用できる添加物の量は、「長期間その食品を食べ続けても健康に影響が出ない量まで」と決められています。
- また、食品に使用された食品添加物は、原則として、全て表示することが義務付けられていますので、使用された食品添加物の種類を知りたい場合は、食品表示の欄で確認できます。
詳細
食品添加物は、味を際立たせたり、見ばえをよくしたり、保存期間を長くするために使われています。
- 食品添加物は様々な用途で使われていますので、食品添加物が多く含まれる食品とそうでない食品を、食品の種類で分類することは、簡単にはできません。したがって、使用されている食品添加物を調べるには、個々の表示を見る必要があります。
- 厚生労働省では、スーパーなどで売られている食品を購入し、その中に含まれている食品添加物の量を測り、平均的に食品添加物を一日にどの程度摂取しているかを調査しています。この調査結果から、硝酸塩以外の全ての食品添加物の摂取量は、一日に摂取しても良いとされている量(ADI(※))をかなり下回っていることがわかっています。硝酸塩については摂取量がADIを超えていますが、これは天然の硝酸塩が野菜に元々含まれていることが原因です。摂取される硝酸塩の中で、食品添加物に由来するものはごく僅かであり、天然の硝酸塩の摂取量が食品添加物としての硝酸塩の摂取量を上回ることが、国による調査の結果から明らかになっています。
また、野菜に含まれる天然の硝酸塩についても、食品としての野菜の有用性、これまでの食経験、国際的な機関による評価に見られるような国際的認識等から、現時点で問題があるとは考えられていません。 ※ADI・・人が一生涯にわたって毎日摂取し続けても、健康への悪影響がないと考えられる1日当たりの物質の摂取量
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参考ホームページ
厚生労働省「マーケットバスケット方式による年齢層別食品添加物の一日摂取量の調査」
記事ID:115-001-20240726-006076