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生焼けの豚肉、鶏肉を食べてしまった場合は、どうしたらよいでしょうか?【食品安全FAQ】

妊婦が気を付けることはありますか?

回答

  • 生の肉には食中毒菌がついていることがあるため、生焼けの豚肉、鶏肉を食べた場合、食中毒になる可能性があります。
  • 食べたあと、腹痛、下痢、発熱等の症状が出るようでしたら、すぐに医療機関を受診してください。
  • 肉が原因となる食中毒は、おおむね食べてから7日以内に症状が出ます。このため、食後7日後まで体調に変化がないようであれば、あまり心配する必要はありません。

詳細

食中毒に関すること

 


豚や鶏は、腸内などに、カンピロバクターやサルモネラなどの食中毒菌をもっていることが多く、肉を加工する際に、腸の内容物によって、肉や内臓肉の表面が食中毒菌に汚染されることがあります。
また、レバーや砂肝など内臓肉の場合は、内部にも食中毒菌がいる可能性があります。そのため、生や生焼けの状態で食べると食中毒になることがあります。
食中毒は、初期の症状は軽くても、急に悪化することがあります。例えば、腸管出血性大腸菌では、腎機能障害や意識障害などの症状が急激に出ることがあります。早めに医療機関を受診してください。
生や生焼けなど、加熱不足の肉を原因とする食中毒になった場合は、主に以下の症状が出ます。

生や、生焼けなど加熱不足の肉を原因とする主な食中毒の特徴
菌・ウイルス 主な症状 発症するまでの時間 特に関係の深い食肉
カンピロバクター 下痢、吐き気、
腹痛、発熱 等
2から5日 鶏肉
サルモネラ属菌 下痢、腹痛、
おう吐、発熱 等
8から72時間 鶏肉、牛肉、豚肉
腸管出血性大腸菌
(O157やO111等)
激しい腹痛、
下痢(血便を含む) 等
1から14日 牛肉

これらの食中毒菌は、加熱により死滅させることができます。肉は、中の色が完全に変わるまで十分に加熱して食べてください。(加熱目安:中心部温度75℃、1分以上)
また、生肉には、トキソプラズマという原虫が付着寄生している場合があります。これは、トキソプラズマ症という感染症を引き起こしますが、妊婦が感染すると、流産など胎児に影響を及ぼす可能性があります。妊娠中の方は、よく加熱して食べることをお勧めします。

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参考ホームページ

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このページの担当は 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 食品医薬品情報担当 です。

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