【薬局・薬店向け】一般用医薬品の特定販売(インターネット販売)について
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このページでは、一般用医薬品の特定販売(インターネット販売)について概要を解説しています。
このページに記載のない事項につきましては、薬局、店舗販売業を管轄する各保健所にお問い合わせください。
関係法令、通知等は厚生労働省ホームページでご確認ください。
インターネットによる一般用医薬品販売(特定販売)の基本的ルール
一般用医薬品のインターネット販売は、
許可を受けた薬局・薬店(店舗販売業)しか行うことができません。
実際の店舗に貯蔵・陳列している製品しか販売できません。
インターネット販売を行う際は、保健所へ事前の届出が必要です。
インターネット販売用ホームページの整備について
ホームページ掲載事項
実店舗の写真、製品陳列の状況、勤務している専門家の氏名など、必要な事項をホームページに掲載しなければなりません。
1 | 実店舗の写真 |
2 | 許可区分(薬局又は店舗販売業) |
3 | 許可証の記載事項(開設者氏名、店舗名、所在地、所轄自治体等) |
4 | 薬局・店舗の管理者氏名 |
5 | 当該店舗に勤務する薬剤師・登録販売者の別、氏名、担当業務等 |
6 | 現在勤務中の薬剤師・登録販売者の別、氏名 |
7 | 取り扱う一般用医薬品の区分 |
8 | 勤務者の名札等による区別に関する説明 |
9 | 注文のみの受付時間がある場合にはその時間 |
10 | 店舗の開店時間とネットの販売時間が異なる場合は、それぞれの時間帯 |
11 | 通常相談時及び緊急時の連絡先 |
1 | 要指導・第1類から第3類の定義及び解説 |
2 | 要指導・第1類から第3類の表示や情報提供に関する解説 |
3 | 指定第2類の販売サイト上の表示等の解説及び禁忌の確認・専門家への相談を促す表示 |
4 | 一般用医薬品の販売サイト上の表示の解説 |
5 | 要指導医薬品・一般用医薬品の陳列の解説 |
6 | 副作用被害救済制度の解説 |
7 | 販売記録作成に当たっての個人情報利用目的 |
1 | 店舗での陳列の状況が分かる写真を表示 |
2 | リスク区分別の表示方法を確保 |
3 | サイト内検索の結果を、各医薬品のリスク区分についてわかりやすく表示すること |
4 | 医薬品の使用期限 |
ホームページアドレスの公開について
販売を行うホームページのアドレス(URL)は、厚生労働省のホームページに掲載されます。
レビュー、口コミ、レコメンドの禁止について
購入者による医薬品に関するレビューや口コミは禁止です。
(医薬品の効能・効果に関すること以外の事項を除きます。)
過去の医薬品購入履歴等に基づき、自動的に特定製品の購入の勧誘をすること(レコメンド)は禁止です。
インターネット販売が可能な一般用医薬品について
インターネットで販売が可能な、一般用医薬品には、副作用等の発生危険性等に応じリスク区分がされています。
一般用医薬品のリスク区分により、対応する専門家が異なります。
リスク区分 | 第1類医薬品 | 指定第2類医薬品 | 第2類医薬品 | 第3類医薬品 |
---|---|---|---|---|
リスク程度の説明 | 特にリスクのが高い医薬品 | リスクが比較的高い医薬品 |
リスクが比較的高い医薬品 | リスクが比較的低い医薬品 |
対応する専門家 | 薬剤師 | 薬剤師又は登録販売者 | 薬剤師又は登録販売者 | 薬剤師又は登録販売者 |
販売時の情報提供 | 義務 | 努力義務 | 努力義務 | 努力義務 |
要指導医薬品(ダイレクトOTC、スイッチ直後品目、毒薬、劇薬)及び医療用医薬品のインターネット販売はできません。
一般用医薬品の情報提供について
専門家(薬剤師・登録販売者)が購入者の状況に応じた適切な情報提供を行います。
1 使用者の状態等の確認
購入希望者から、年齢、性別、症状等、適切な情報提供に必要な事項を確認してください。
【○×薬局ホームページ】 |
性別、年齢 |
症状 |
副作用歴の有無やその内容 |
医療機関の受診の有無やその内容 |
妊娠の有無、授乳中であるか否か |
その他気になる事項 |
2 使用者の状態に応じた個別の情報提供等
薬局、店舗にいる専門家から、使用者個々の状態に応じた情報提供を実施します。
自動返信メールは情報提供にあたりません。
●●様 |
用法、用量 |
服用上の留意点(飲み方や、長期に使用しないことなど) |
服用後注意すべき事項(○○が現れた場合は使用を中止し、相談することなど) |
再質問の有無 |
3 提供された情報を理解した旨等の連絡
購入者から、情報提供した内容を理解したことを確認した後、医薬品の発送を行ってください。
○×薬局 様 |