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劇症型溶血性レンサ球菌感染症 (STSS)とは 

お知らせ(令和6年4月25日更新)

令和6年4月に「東京都感染症マニュアル2018」の各論編「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の内容を更新いたしましたので、ご活用ください。
東京都感染症マニュアル「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」(PDF:447KB)(令和6年4月版)

【主な更新箇所】
・病原体情報を令和6年4月時点の情報へ更新
・菌株の分析について追記
・感染拡大防止策について追記

(参考)東京都感染症マニュアルとは
医療従事者や保健衛生行政職員等が感染症に適切に対応できるよう、感染症の診断、治療、対策などをまとめたマニュアルです。
詳細は「東京都感染症マニュアル2018」のページをご覧ください。

劇症型溶血性レンサ球菌感染症とはどのような病気ですか?

・劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、レンサ球菌による感染症です。
・通常は、レンサ球菌に感染しても無症候のことも多く、ほとんどは咽頭炎や皮膚の感染症にとどまりますが、まれに通常は細菌が存在しない組織(血液、筋肉、肺など)にレンサ球菌が侵入することで、急激に症状が進行する重篤な疾患となることがあります。
※小児が多く罹患する A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 (溶連菌感染症)とは区別されます。
・子供から大人まで広範囲の年齢層に発症しますが、特に大人に多いのが特徴です。

どのような症状に注意すればよいですか?

・初期症状は、咽頭痛、発熱、消化管症状(食欲不振、吐き気、おう吐、下痢)、全身倦怠感、低血圧などの敗血症症状、筋痛などが見られます。
・発病から病状の進行が非常に急激かつ劇的で、発病後数十時間以内には筋肉周辺組織の壊死を起こしたり、血圧低下や多臓器不全からショック状態に陥り、発病後数十時間で死に至ることも少なくありません。
・四肢の疼痛、腫脹、発熱などの感染の兆候が見られる場合は、速やかに医療機関を受診してください。

治療法は?

・集中管理のもと、抗菌剤による治療や、壊死を起こしている部分を切除し感染の拡大を防ぎます。
・重症化のリスクを下げるためには、早期に治療を開始することが重要です。

感染の拡大を防ぐには?

・飛沫感染や接触感染によって感染することから、手洗いや咳エチケット等の日常の標準予防策により、原因となる溶血性レンサ球菌(溶連菌)に感染しないことが拡大防止のために重要です。
(参考)咳エチケットについて(東京都感染症情報センター)
・また、手足等の傷口から感染する場合があるため、傷口を汚い手で触らないなど、清潔に保つことが大切です。

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このページの担当は 感染症対策部防疫課防疫担当 です。

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