食べもの暦 第2号(令和5年10月発行) プラントベース食品/食物アレルギー表示について
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プラントベース食品
最近、大豆ミートやアーモンドミルク等を見かけることが増えてきました。
これらはプラントベース食品と呼ばれます。
プラントベース食品とは?
「プラントベース」は、Plant(植物)と-Based(~を主成分とする)を組み合わせた言葉で、主に植物由来の原材料を使用し、畜産物や水産物に似せて作られた食品のことを指します※。
※代替食品に限らず、植物由来の原材料を使用した食品全般を指すこともあります。
これまでに、大豆や小麦などから、肉、卵、魚介類やミルク、バター、チーズなどの代替となる加工食品が製造・販売されています。
また、一部の飲食店においてもメニューとして提供されています。
例)大豆ミート(ハンバーグ、から揚げ、ミンチなど多種類)、アーモンドミルク、豆類から作った卵、こんにゃくで作ったマグロ、ココナッツミルクで作ったチーズ、豆乳で作ったアイスなど
取り入れる際に注意することは?
プラントベース食品には、全ての原材料や食品添加物が植物性由来のもの、一部の原材料や食品添加物に動物性由来のものが含まれているものなど、様々なものがあります。
⇒ 特に食物アレルギーをお持ちの方などは、購入する際に商品名やパッケージの写真だけではなく、原材料の表示をよく確認してください。
植物性食品のみを摂取し続けると、栄養が偏ってしまう場合があります。
⇒ バランスの良い食事を心がけましょう。
食べものクイズ
プラントベース食品として、本物に似せた商品が実際に販売されているものは、次のうちどれでしょう?(答えは1つとは限りません。)
- スクランブルエッグ
- うなぎ
- ヨーグルト
食物アレルギー表示について
特定原材料に「くるみ」が加わりました
食物アレルギーをもつ消費者の健康危害発生を防止する観点から、食品表示法では、容器包装されたアレルゲン(食物アレルギーの原因となる物質をいう)を含む加工食品及び添加物について、アレルゲンを含む旨の表示を定めています。表示の対象となるアレルゲンは、「特定原材料」と「特定原材料に準ずるもの」とに分けられます。
その他、アレルギー情報については、こちらもご参考ください。
クイズの答え
正解は1.2.3全てです。
プラントベース食品市場は、この10 年間で世界的にも急成長しています。植物性食品を加工する技術も進歩してきており、様々なプラントベース食品が販売されています。