10月は乳がん月間です ~正しい知識と検診が、あなたを乳がんから守ります~
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乳がんは、日本人女性の9人に1人がかかるといわれているとても身近な病気です。乳がんにかかる人は、30歳代後半から増加し、40歳以上の年代に多く、40歳代から50歳代の女性のがん死亡原因のトップとなっています。しかし、早期発見・早期治療による10年後の生存率は90%以上(出典:公益財団法人がん研究振興財団「がんの統計2024」)です。
40歳になったら、2年に1回、乳がん検診を受けましょう。
また、乳がんを早期に発見するためには、日頃から乳房の状態を意識する生活習慣=「ブレスト・アウェアネス」が大切です。(検診対象年齢である40歳になる前から行うことが大切な生活習慣です。)
がん検診に加えて、ブレスト・アウェアネスを始めましょう。
「ブレスト・アウェアネス」4つのポイント
1 普段から乳房をチェックして、自分の乳房の状態や月経周期による変化を知っておきましょう。
2 乳房の変化に気を付けましょう。
3 気になる変化に気づいたときには、検診を待たずにすぐに乳腺外来のある医療機関を受診しましょう。
4 自覚症状がなくても、40歳から2年に1回、定期的に検診を受診しましょう。
・ 乳房チェックのやり方・ポイント
ポータルサイト「TOKYO#女子けんこう部」ブレスト・アウェアネスって?
・ 気になる症状やしこりがある場合には、乳腺外来のある医療機関を受診しましょう。
医療情報ネット(ナビイ)
乳がん検診について
・乳がん検診リーフレット(令和7年1月作成・東京都保健医療局) PDF2,407KB
ピンクリボン運動とは
ピンクリボン運動は、1980年代にアメリカで始まった啓蒙運動です。乳がんで亡くなられた患者さんの家族が、「このような悲劇が繰り返されないように」との願いをこめて作ったピンクのリボンをシンボルにしたことから「ピンクリボン運動」と呼ばれるようになりました。
この運動の広がりにより、アメリカでは乳がんに対する意識が高まり、乳がんの検診受診率も高まりました。その結果、乳がんによる死亡率は低下し、「ピンクリボン運動」はさらに広く認知されるようになりました。日本でも、毎年10月1日から10月31日までの1か月間を「乳がん月間」とし、全国各地で乳がんの早期発見・早期治療を啓発するピンクリボン運動が行われています。
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