手術の後遺症が残った場合どのように対応するのですか?

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回答

例えば、胃がんの手術後の後遺症への対応を挙げると、
腸閉塞:しばらく食事を止めると治ることが多いのですが、時には癒着を剥がしたり、ねじれを治す手術が必要なこともあります。痛みが強い場合には医師の診察を受けてください。
ダンピング症候群:血液中の糖分を上げるために、あめ玉や氷砂糖など甘い飲み物を飲んでいただくこともあります。
貧血:胃全摘出や切除範囲が大きな場合に発生率は高く、術後数年してから置きますので、定期的に血液検査をして、不足していれば鉄分やビタミンB12を補給していただく必要があります。
骨の異常:定期的に骨密度を測定し、必要であればカルシウムの吸収を高める活性型ビタミンD3を投与します。術後は、努めて乳製品を取って、カルシウムの補給に気をつけましょう。
逆流性食道炎:上半身を高くして寝るとか、粘膜保護剤、制酸剤、酵素阻害剤など様々な薬を投与します。
なお、詳細な後遺症への対処法については担当医師に御相談下さい。

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このページの担当は 医療政策部 医療政策課 がん対策担当

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