がんゲノム医療中核拠点病院の概要
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ゲノム医療を必要とするがん患者が、全国どこにいても、がんゲノム医療を受けられる体制を構築するため、国が定めた整備指針に基づき、国が指定します。
東京都には、3か所のがんゲノム中核拠点病院があります。
がんゲノム医療中核拠点病院は、以下の役割を担うことが求められます。
(1) がんゲノム情報に基づく診療や臨床研究・治験の実施、新薬等の研究開発、がんゲノム関連の人材育成等の分野において、貢献すること。
(2) がん患者の遺伝子パネル検査における一連の流れ(1.患者への検査に関する説明、2.検体の準備、3.シークエンスの実施、4.検査レポートの作成、5.エキスパートパネルの開催、6.患者への検査結果の説明、7.検査結果に基づく治療)について、自施設で実施できる機能を有すること(ただし、3.シークエンスの実施については、シークエンスを適切に行うことができる医療機関又は検査機関に委託しても差し支えない。また、5.エキスパートパネルについて、小児がん症例等については、自施設において必ずしもエキスパートパネルでの議論が可能とは限らないため、必要に応じて、知見のある他のがんゲノム医療中核拠点病院又はがんゲノム医療拠点病院に適切に依頼すること。)。
(3) 院内の見やすい場所に、がんゲノム医療中核拠点病院としての指定を受けている旨の掲示をする等、がん患者に対し、必要な情報提供を行うこと。
(4) がんゲノム医療拠点病院及びがんゲノム医療連携病院(原則1箇所のがんゲノム医療中核拠点病院又はがんゲノム医療拠点病院と連携して遺伝子パネル検査の結果を踏まえた医療を行う病院のことをいう。以下同じ。)と協力しながら、がんゲノム医療が適切に提供されるよう努めること。
詳しくは、厚生労働省のホームページを参照してください。
東京都内のがんゲノム医療中核拠点病院
施設名 | 連携先 がんゲノム医療連携病院(都内) | |
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1 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 | 東京慈恵会医科大学附属病院 |
順天堂大学医学部附属順天堂医院 | ||
日本医科大学付属病院 | ||
聖路加国際病院 | ||
2 | 公益財団法人がん研究会有明病院 | 昭和大学病院 |
3 | 東京大学医学部附属病院 | 国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 |
NTT東日本関東病院 | ||
日本赤十字社医療センター | ||
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 | ||
帝京大学医学部附属病院 | ||
日本大学医学部附属板橋病院 | ||
4 | 慶應義塾大学病院 | 東邦大学医療センター大森病院 |
独立行政法人国立病院機構 東京医療センター | ||
東京医科大学病院 | ||
東京女子医科大学東医療センター | ||
東京都立小児総合医療センター | ||
東京医科大学八王子医療センター |
がんゲノム医療中核拠点病院等の整備について
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このページの担当は 医療政策部 医療政策課 がん対策担当(03-5320-4389)