栽培が禁止されているけしと栽培が禁止されていないけし
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けしには栽培が禁止されているものと栽培が禁止されていないものがあります。栽培が禁止されているけしと栽培が禁止されていないけしは、花では見分けがつきにくく、葉で見分ける必要があります。下に、写真と特徴を記載したので参考にしてください。
特に、セティゲルム(栽培が禁止されているけし)とナガミヒナゲシ(栽培が禁止されていないけし)は、非常に似ており間違いやすいので気をつけてください。
栽培が禁止されているけし
ソムニフェルム
- 草丈:100センチメートルから150センチメートル
- 開花期:5月から6月
- 花の色:赤や白など様々
セティゲルム
- 草丈:30センチメートルから100センチメートル
- 開花期:4月から5月
- 花の色:紫のものが多い
栽培が禁止されているけしの特徴
- 茎に毛が生えていない
- 葉が茎を包み込んでいる
- 葉のふちの切れ込みが浅い
- 葉がロウ質をおびていて白っぽい
栽培が禁止されていないけし
ナガミヒナゲシ
- 草丈:20センチメートルから60センチメートル
- 開花期:4月から5月
- 花の色:オレンジ色のものが多い
栽培が禁止されていないけしの特徴
- 茎に粗毛が生えている
- 葉が茎の下部から出ている
- 葉のふちの切れ込みが深い
なお、小平市にある東京都立薬用植物園ではあへんを採取するため、厚生労働省の許可を受けてセティゲルム種及びソムニフェルム種のけし栽培を行っており、実際に花を見ることができます。
記事ID:115-001-20240726-006527