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6 パラジクロロベンゼンとはどんな物質ですか

 パラジクロロベンゼンは、タンスや衣類収納ケースなどの防虫剤として数十年前から家庭で用いられている化学物質です。一般にどこで使用していても半年程度でなくなってしまうようですから、使用した量はすべて揮発して室内空気に放散された後、外に出ていく道筋をたどります。

 なお、製品に記載されている標準的な使用量は、防虫効果が十分期待できる量のことです。したがって、使用場所付近では揮発したパラジクロロベンゼンの室内濃度は高い状態になっています。住まいの構造・設備によっては、室内全体が高濃度になることもあります。

 この化学物質は、居住者が自ら持ち込むものですから空気汚染が気になるようでしたら次のことに気をつけましょう。

防虫剤をどのように使用していますか

  • 成分を確認して購入していますか?
  • 使用上の注意を読んでいますか?
  • 寝室や子ども部屋など長時間過ごす部屋での使用を検討しましょう。
  • ウォークインクロゼットはすき間が多いため、部屋全体が高濃度になります。
  • 換気を心掛け室内濃度が高くならないようにしましょう。

 衣類用防虫剤は、パラジクロロベンゼン製剤のほかにナフタリン製剤、しょう脳製剤、ピレスロイド系殺虫剤(無臭)があります。

円グラフ 住宅調査で指針値を超えていた割合
住宅調査で指針値を超えていた割合(使用していない住宅を含む)

お問い合わせ

このページの担当は 健康安全部 環境保健衛生課 調査担当(03-5320-4493) です。

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