夏の梅毒集中啓発を実施します!~梅毒急増中!梅毒のことをもっと知って、予防・早期発見を~
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都内の令和6年の梅毒報告数は3,760件で、平成11年の調査開始以来4年連続で過去最多となりました。今年も昨年を上回るペースで感染が拡大しています。
男性は20歳から50歳代の感染が多く、女性は20歳代が多いです。10歳代の感染や妊娠合併事例も増加しています(参考1)。
梅毒は、誰でも感染しうる病気です。感染しても症状がない場合もあり、治療で完治しても何度でも感染するリスクがあります。感染予防に努め、心配があれば検査を受けて早期発見・早期治療をすることが大切です。
都は夏休みシーズン(8月1日~31日)に、梅毒が「今」急増していることを、若者を中心に伝え、梅毒を知って感染を防ぐよう呼びかけます。
具体的な取組
(1)スタジアムや繁華街で啓発動画を配信
若者等が多く集まるイベント等で梅毒啓発動画を配信し、梅毒に関心を持ってもらうとともに、性感染症の情報サイト「東京都性感染症ナビ」や保健所等で実施する匿名・無料検査を周知します。
◇味の素スタジアム(8月24日)
FC東京vs京都サンガ戦のスタジアム大型映像機で配信します。
◇繁華街
渋谷Rakuten Vision(予定)や西新宿4号街路サイネージ、新宿西口スマートポール等で配信します。
(2)SNSやイベントを活用した青少年・若者等への啓発
◇SNS等
若い世代、将来子どもを持ちたいと考える都民等のターゲット層に向け、梅毒に関心を持ってもらうよう、SNSやWEB広告等に動画や漫画でわかりやすく情報を発信します。
Instagram、YouTube、Facebook、X(旧Twitter)、LINE、Googleディスプレイネットワークで配信します。
◇「トー横文化祭※」へのブース出展(8月24日)【新規】
歌舞伎町で開催される若者向けイベントで、レッドリボンのクラフト制作などを通して性感染症を学べるブースを出展します。
※:公益社団法人東京青年会議所新宿区委員会が主催し、若者に社会参加の機会を提供する新規イベント
歌舞伎町シネシティ広場で12時から19時まで開催予定
(3)NPO法人等と連携した啓発
新宿、池袋、渋谷等の繁華街で相談支援活動を行う団体を通じて啓発カードの配布を行います。東京都性感染症ナビへのアクセスを増やし、匿名・無料検査の受検を促進します。
(4)その他
各種団体や都内保健所の取組として、ポスターの掲出やサイネージでの動画放映等に御協力いただき、多くの都民に、梅毒は昔の病ではなく、「今」急増していること等を伝えて注意を呼びかけます。
(日本チェーンドラッグストア協会を通じた薬局等でのポスター掲示、保健所、庁舎での動画投影など)
※参考1
※参考2