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クレオソート油とは

クレオソート油とは?

A:

クレオソート油は黒褐色の液体で独特の強いにおいがあります。

石炭を乾留して得られるコールタールを約200~400℃で蒸留し、その留出油からナフタレン等を回収した残留油を用途に応じて配合して製造されます。

クレオソート油にはトルエンなどの芳香族炭化水素やナフタレン、アントラセンなどの多環芳香族炭化水素、フェノールなどのタール酸類、ピリジンなどのタール塩基類など、多種類の物質が含まれ、それらの成分比は蒸留濃度や抽出方法により変化します。

ほとんどがカーボンブラック(主にタイヤ等のゴムに使用されます。)の原料に用いられ、残りが木材防腐剤として使用されます。

クレオソート油は、そのまま、あるいは他の物と混合して木材防腐・防虫剤として用いられます。それらを用いて処理された木材は、古くから電柱や鉄道のまくら木に、現在は外構材などの建築材、公園の階段木材、樹木の支柱や垣根などでも使用されています。

最近はガーデニングブームに伴い、リサイクルされたまくら木だけでなく、形の整った新しいまくら木が植木台や花壇の土留めに使われるなど、一般家庭で従来にはなかった利用がみられます。
 

クレオソート油のイラスト

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