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ホルムアルデヒドを家庭用品に使用するわけ

なぜホルムアルデヒドを家庭用品に使用しているのですか?
A:

繊維製品の中には、洗濯をすると、縮んだり、しわが寄りやすくなったり、また風合が悪くなったりして、実用性に欠点がでてくるものもあります。これらのものに、防しわ性、防縮性、風合などの性能を与え、使いやすくするために、ホルムアルデヒドを含む樹脂による加工が行われています。                                                

また、合板を作る際に木を張り合わせる接着剤や、合板の防腐剤としても、ホルムアルデヒドを含む樹脂やホルムアルデヒド(ホルマリン)が使われていました。

毒性が問題になってからは、ホルムアルデヒドを含有しない樹脂や、残留の少ない樹脂が開発され、使用されています。これらをノーホルマリン(NF)樹脂と呼びます。価格や性能の関係で、まだホルムアルデヒドを含有する樹脂も使われていますが、一般的に残留量を少なくするための配慮はされてきています。                                   

家庭用品は、日常の生活で身近なものとして使われるものですから、それによって、健康を害することがないようにしなければなりません。一方、私たちは、より便利な、より使いやすい家庭用品を求めています。このため、人の健康に対する障害の可能性とその程度、予防手段の有無、その物質の効用、他のものに変更することができるかどうかを考慮して基準を決めます。もちろん安全性の確保が最優先されます。

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