病気に気づく

健診・検診を受診しましょう!

循環器病の多くは、運動不足や不適切な食生活、喫煙等の生活習慣や肥満等の健康状態に端を発して発症します。また、受動喫煙や歯周病も脳卒中や虚血性心疾患等と関連することが明らかとなっています。

循環器病の主要な危険因子である高血圧症、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症、慢性腎臓病(CKD)等の予防及び早期発見のためにも、健康診査等の受診や、行動変容をもたらす保健指導が重要です。

心臓弁膜症チェックリスト

こんな症状はありませんか?

今まで大丈夫だった普段の買い物や散歩の途中で立ち止まるようになった
外出するのが以前より億劫(おっくう)になった
トイレに行くだけで、胸がドキドキすることがある
風呂掃除や、洗濯物を干すときに息切れがする
階段を上るだけで、息切れが長引くことがある
前は平気だった坂道や階段のある場所を避けてしまう
早足で歩くと、すぐに息が切れる
突然、気を失ってしまうことがある

こんなことはありませんか?

健康診断などで心雑音を指摘された
健康診断の心電図検査や胸部レントゲンで心臓の異常を指摘された

当てはまる項目が一つでもあった場合は、心臓弁膜症かもしれません。
早めに循環器内科を標ぼうするクリニック等、専門医にご相談ください。

<監修>
清水 渉(日本医科大学大学院医学研究科 循環器内科学分野 教授)
山本 剛(日本医科大学付属病院 心臓血管集中治療科部長)

心不全の悪化の初期症状

こんな症状はありませんか?

息切れしやすい
息苦しくて目が覚める
咳きこんだり、痰がでたりする
手や脚、顔などがむくむ
尿の出が悪くなったり、少なくなっている
体重が急に増えた(3日間で2㎏程度)
食欲がない
倦怠感がある(だるい)

心不全悪化の兆候なので、かかりつけ医や訪問看護にすぐに連絡!
異常に気づけるよう、毎日血圧、体重や自覚症状を記録しましょう。

<監修>
迫村 泰成(牛込台さこむら内科院長)