座位行動とは、座っていたり(座位)、横になっている(臥位)状態のことを指します。
近年、座位行動=座りっぱなしは、死亡のリスクを含め、健康を大きく損なうリスクの高い行動であることが明らかになってきました。海外の調査では、日本人が座って過ごす時間は、世界20か国中、最も長い(7時間/日)ということがわかっています。
『WHO身体活動および座位行動ガイドライン(日本語版)』では、すべての年代を対象に定期的な筋力向上活動を行うとともに、座りっぱなしの時間を減らすことが推奨されています。
長時間の座りっぱなしによる健康リスク
座りっぱなしにより
さらに深刻な健康リスクを招くこともあります
【参考】
WHO身体活動および座位行動に関するガイドライン(日本語版)
(国立健康・栄養研究所ホームページ>身体活動・運動)
職場や家庭ではパソコンやテレビに向かいっぱなしを避け、「座る」を「動く」に変えることを意識し、座りっぱなしの生活を脱しましょう。特に、テレワークが増加すると、通勤に費やされる活動量が減るので、より家の中でも「動く」に意識を向け、メリハリをつけることが大切です。
ポイントは、「座りっぱなしの時間を今より10分減らすこと」です。まずは、立ち上がることを意識してください。理想は30分に1回、難しい場合は、少なくとも1時間に1回は立ち上がることを心がけてください。また、スマートフォンのアプリ(アラーム機能、警告機能等)を上手に活用すると、座りすぎ防止に役立ちます。
座りっぱなしを減らす実践例 |
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【オフィス】
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【家庭】
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家にリモコンは幾つありますか?最も利用するリモコンは?テレビのリモコンが手元にあると、指先の動きだけでチャンネルも音量も調整できます。しかし、それが座りすぎや身近な運動不足につながってしまいます。これは、コックピット症候群などといいます。リモコンを手元に置かないことで、歩数が2,000歩も増えたという研究もあります。
このページの担当は 保健政策部 健康推進課 健康推進担当 です。