このページの先頭です

  1. 現在のページ
  2. 東京都保健医療局 の中の
  3. 感染症対策の中の
  4. エイズについての中の
  5. エイズという病気とその現状

エイズという病気とその現状

エイズはセックスをする人であれば、誰でも感染する可能性がある病気です。

エイズは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)というウイルスが、人間の血液に入って起こる感染症です。HIVは、CD4陽性細胞(リンパ球の一種で、細菌やウイルスといった病原体から身を守る「免疫」という働きをする細胞。)に入り込んで、CD4陽性細胞を破壊してしまいます。

しかし、HIVに感染してもすぐに免疫の力は弱くなりません。CD4陽性細胞は壊されてもすぐに新しく作られるからです。感染初期は、自覚症状もほとんどありません。したがって、検査を受けない限り、感染者自身もHIVに感染したことに気付きません。感染していても特徴的な症状が出ていない人をHIV感染者といいます。

HIV感染者の体内では、数年から10数年かけて、HIVが徐々に増えていき、新しく作られるCD4陽性細胞よりも壊されるCD4陽性細胞が多くなるために免疫の働きが少しずつ低下していきます。このため、健康なときにはかかりにくい感染症や悪性腫瘍にかかったりします。こういう病気にかかった状態を、エイズ(後天性免疫不全症候群)といいます。

HIV感染者及びAIDS患者報告数の年次推移

2021年に東京都では、エイズ患者・HIV感染者合わせて357件の届出がありました。

エイズ患者・HIV感染者の約8割は日本国籍の男性です。年代で見ると、HIV感染者は20歳代及び30歳代、エイズ患者は30歳代から50歳代が多い傾向が続いています。

より早く医療機関受診につながれば、適切な医療を受けることができます。HIV検査を受け、早期発見につなげることが大切です。

HIV検査については、都内保健所や都の検査室(新宿東口検査・相談室多摩地域検査相談室)で、匿名・無料で検査を受けることができます。
検査実施日、内容等は各保健所等で異なりますので、詳しい情報は、東京都HIV検査情報webでご確認ください。

HIV感染者及びAIDS患者の報告数の推移(過去10年)

図 都内のHIV感染者及びAIDS患者報告数の年次推移について

HIV感染者及びAIDS患者の年齢別割合(2021年)

図 2021年都内のHIV感染者及びAIDS患者報告数の年齢別割合

お問い合わせ

このページの担当は 感染症対策部 防疫課 エイズ対策担当(03-5320-4487) です。

本文ここまで


以下 奥付けです。