世界における狂犬病の発生状況
WHO(世界保健機関)によると、2017年には世界で約59,000名が狂犬病で亡くなりました。また、狂犬病の疑いのある動物に咬まれるなどした約1,500万人が、発症を抑える治療を受けています。
世界の中で狂犬病が根絶された地域は、オーストラリア、イギリス、ハワイ、日本など一部の国・地域に限られています。しかし、イギリスではユーロトンネルの開通で、フランスなどから狂犬病の侵入が危惧されています。1996年にはコウモリから狂犬病ウイルスに類似したウイルスがみつかり、2002年には1902年以降初めてイギリス国内でコウモリからこのウイルスに感染した人が死亡しています。
また、世界の狂犬病のほとんどはアジア地域で発生しています。特に、東アジア地域の状況は深刻で、日本の近隣国でも多く発生しています。人や物の国際交流が盛んな現代は、日本に狂犬病が侵入する可能性は常に存在します。
世界における狂犬病の発生状況
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