家庭菜園で採れた野菜や野生のキノコなどに含まれる放射性物質についても、検査が行われているのですか?【食品安全FAQ】
- 知人から農作物が送られてきましたが、放射性物質が心配です。
- 自分で釣った魚を食べてもよいでしょうか?
- 手元にある食品の検査をしてもらえますか?
回答
- 家庭菜園でとれた野菜について、東京都では検査を行っていませんが、民間の検査機関で検査を行うことは可能です。
- 野菜に含まれる放射性物質の量は、野菜の種類、育てた畑の土の成分や性質、肥料などにより異なります。そのため、個別にどれだけ含まれているかはわかりませんが、栽培環境が比較的近いと考えられる、同じ地域でとれた農作物の検査結果を目安にすることができます。
- 野生のものについては、キノコや山菜など一部の地域で検査が行われているものもあります。検査結果は、厚生労働省や各自治体のホームページで確認できます。
詳細
野生のキノコや山菜、野生動物の肉などは、一部の地域で検査が行われています。自分でとった場合は、同じ地域でとれたものの検査結果を確認し、出荷制限の対象となっていなければ、問題ないと考えてよいでしょう。出荷制限の対象となっている場合は、食べるのは控えてください。
- 知人からもらった農作物については、家庭菜園の野菜と同様に、同じ地域でとれた農作物の検査結果を目安にすることができます。
- 川や湖の魚は、釣りの解禁前に検査し、基準値を超えた場合は、釣りの自粛や出荷制限が指示されます。以下のページで出荷制限などの状況が確認できます。水産庁「水産物の放射性物質調査の結果について」
- 現在東京都では、一般の方からの検査依頼は受け付けていません。お手元の食品の検査を希望される場合は、検査できる食品や検査費用について、民間の検査機関へお問い合わせください。検査を実施している検査機関については厚生労働省のホームページ「食品中の放射性物質に関する検査を実施することができる食品衛生法に基づく登録検査機関(PDFファイル)」に掲載されています。
参考ホームページ
東京都産業労働局「東京産農林水産物の放射性物質検査の結果について」
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このページの担当は 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 食品医薬品情報担当 です。