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がんの罹患率

図11 東京都の部位別がん罹患数 「東京都のがん登録(2012年症例報告書)」(東京都福祉保健局)※平成29(2017)年3月1日時点データ

 平成24(2012)年1年間でがんにかかった都民の数は84,820人となっています。部位別に多い順から見ると、男性では胃がん、大腸がん、前立腺がんの順で、女性では乳がん、大腸がん、肺がんの順になっています。
※本項目では上皮内がんを除いた数値を記載しています。

上皮内がん(じょうひないがん)(国立がん研究センターがん対策情報センター)
 上皮内腫瘍とも呼ばれ、がん細胞が臓器の表面を覆っている上皮までにとどまっているがんです。がんが上皮細胞に接している基底膜(きていまく)という薄い膜状の構造を破って深いところまで広がっていない状態です。

(1)男性

(2)女性

図12 主要部位別がん年齢調整罹患率

全国:「がん情報サービス『がん登録・統計』」(国立がん研究センター)
東京都: 「東京都のがん登録(2012年症例報告書)」(東京都福祉保健局)
     ※平成29(2017)年3月1日時点データ
 
主要部位別の年齢調整罹患率を見ると、男性では前立腺がんで、女性では大腸がん、肺がん、乳がんで都が全国を上回っています。
※本項目では上皮内がんを除いた数値を記載しています。

年齢調整罹患率(国立がん研究センターがん対策情報センター)
もし人口構成が基準人口と同じだったら実現されたであろう罹患率。がんは高齢になるほど罹患率が高くなりますので、高齢者が多い集団は高齢者が少ない集団よりがんの粗罹患率が高くなります。そのため、仮に2つの集団の粗罹患率に差があっても、その差が真の罹患率の差なのか、単に年齢構成の違いによる差なのかの区別がつきません。そこで、年齢構成が異なる集団の間で罹患率を比較する場合や、同じ集団で罹患率の年次推移を見る場合に年齢調整罹患率が用いられます。
年齢調整罹患率は、集団全体の罹患率を、基準となる集団の年齢構成(基準人口)に合わせた形で求められます。基準人口として、国内では通例昭和60年(1985年)モデル人口(昭和60年人口をベースに作られた仮想人口モデル)が用いられ、国際比較などでは世界人口が用いられます。
年齢調整罹患率は、基準人口として何を用いるかによって値が変わります。年齢調整罹患率は、比較的人口規模が大きく、かつ年齢階級別罹患率のデータが得られる場合に用いられます(標準化罹患比参照)。

年齢調整罹患率
={[基準人口(昭和60年モデル人口)観察集団の各年齢(年齢階級)の罹患率×基準人口集団のその年齢(年齢階級)の人口]の各年齢(年齢階級)}の総和/基準人口集団の総人口(通例人口10万人当たりで表示)

(1)男性

(2)女性

図13 全国がん部位別年齢階級別推定罹患率「がん情報サービス『がん登録・統計』」(国立がん研究センター)):診断年2013年

がんの罹患率は、男女とも年齢に合わせて段々上昇し、特に50歳代辺りから急激に上昇する傾向にあります。ただし、女性の乳がんと子宮がんでは、概ね30歳代から罹患率が上がり、他の部位と比べて年代の若い時期に罹患率のピークを迎えます。
※本項目では上皮内がんを除いた数値を記載しています。

(1)男性

(2)女性

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