家庭(保護者等)向け
食物アレルギー
緊急時対応ガイダンス
症状チェックシート
- 観察を開始した時刻、エピペン®を使用した時刻、内服薬を飲んだ時刻を記録しておく
- 症状は急激に変化することがあるため、5分ごとに、注意深く症状を観察する
- 緊急性が高い症状が1つでもあてはまる場合、エピペン®を使用し、救急車を要請する(内服薬を飲んだ後にエピペン®を使用しても問題ない)
症状チェックシート凡例
- ★
- 緊急性が高い症状
- ●
- 速やかに医療機関を受診する症状
- ■
- 安静に、注意深く経過観察する症状
緊急性が高い症状
全身の症状
- ★ぐったり
- ★意識もうろう
- ★尿や便を漏らす
- ★脈が触れにくいまたは不規則
- ★唇や爪が青白い
呼吸器の症状
- ★のどや胸が締め付けられる
- ★声がかすれる
- ★犬が吠えるような咳
- ★息がしにくい
- ★持続する強い咳き込み
- ★ゼーゼーする呼吸(ぜん息発作と区別できない場合を含む)
消化器の症状
- ★持続する強い(がまんできない)お腹の痛み
- ★繰り返し吐き続ける
上記の症状(★)が1つでもあてはまる場合
緊急性が高いアレルギー症状への対応上記の症状(★)があてはまらない場合
速やかに医療機関を受診する症状
呼吸器の症状
- ●数回の軽い咳
消化器の症状
- ●中等度のお腹の痛み
- ●1~2回のおう吐
- ●1~2回の下痢
目・口・鼻・顔面の症状
- ●顔全体の腫れ
- ●まぶたの腫れ
皮膚の症状
- ●強いかゆみ
- ●全身に広がるじんま疹
- ●全身が真っ赤
上記の症状(●)が1つでもあてはまる場合
- 内服薬があれば飲ませ、エピペン®を準備する
- 速やかに医療機関を受診する(救急車の要請も考慮)
- 医療機関に到着するまで、5分ごとに症状の変化を観察し、「緊急性が高い症状」が1つでもあてはまる場合、エピペン®を使用する
上記の症状(●)があてはまらない場合
安静に、注意深く経過観察する症状
消化器の症状
- ■軽いお腹の痛み (がまんできる)
- ■吐き気
目・口・鼻・顔面の症状
- ■目のかゆみ、充血
- ■口の中の違和感、唇の腫れ
- ■くしゃみ、鼻水、鼻づまり
皮膚の症状
- ■軽度のかゆみ
- ■数個のじんま疹
- ■部分的な赤み
上記の症状(■)が1つでもあてはまる場合
- 内服薬があれば飲ませる
- 少なくとも1時間は5分ごとに症状の変化を観察し、症状の改善がみられない場合は医療機関を受診する