子宮頸がん検診は、お住まいの区市町村で実施しています。
区市町村が実施する検診は、各区市町村が指定する検診機関や医療機関等で受診することができます。
・女性の医師や技師のいる医療機関を選べる場合もあります。
・数千円かかる費用の大部分を区市町村が負担し、一部自己負担(無料~2,000円程度)で受けることができます。
受診券が区市町村から届く場合と、ご自身で申し込む場合がありますので、詳しくはお住まいの区市町村のホームページなどでご確認ください。
区市町村の子宮頸がん検診は、がん検診による死亡率が減少する効果があると科学的に評価された方法で実施することになっており、国の基準に基づいて、次の項目を満たしていることが求められています。これらは、がん検診が適切な方法で行われるのに必要な項目です。
- ① 検診の内容は細胞診、問診、視診が行われているか。
- ② 問診で受診歴、妊娠・出産歴、不正出血、月経の状況などを確認しているか。
- ③ 細胞診は医師が子宮頸部の検体を採取しているか。
- ④ 受診時に次のことを資料で説明しているか。
- ・子宮頸がんは近年増加傾向にあること
- ・症状がある場合は医療機関を速やかに受診すること
- ・検診にはメリット(死亡率減少)とデメリット(過剰診断・合併症など)があること
- ・精密検査が必要になった場合の精密検査の方法と必ず精密検査を受診すること
- ⑤ 検査結果を「精密検査不要」か「要精密検査」のいずれかで報告されるか
職場でがん検診を提供している場合もありますし、検診を行っている医療機関もありますが、いずれも任意で提供される医療サービスです。費用は職場などから助成が出ることもありますが、基本的には全額自己負担です。
区市町村の検診以外の職場の検診や医療機関での検診を選ぶ場合は、上記の<適切な子宮頸がん検診に必要な項目>を充たしているか参考としてください。