乳房チェックのやり方をご紹介します。
乳がん検診の対象となるのは40歳からですが、乳がんになる人は30歳代後半から増加します。
乳房に変化を感じた場合には、すぐに医療機関を受診することが大切です。しかし、普段の自分の乳房の状態を知らなければ、変化があったときにすぐに気づくことができません。
20歳代のうちから、自分の乳房の状態を知ることが大切です。普段から自分の乳房をチェックしてみましょう。乳がんをみつけようという意識ではなくて、自分の乳房の感じや月経周期による変化※を知っておくことが重要です。これをブレスト・アウェアネスといいます。
※ 月経前に乳房の張りを感じ、月経後半には張り感が減少していきます。
見るときのポイント
鏡に向かって、次の姿勢を取り、乳房の変化をチェックします。
- ・両腕を高く上げる
- ・両腕をまっすぐに下ろす
- ・両腕を腰に当てる
見てチェック
触るときのポイント
- ・3~4本の指をそろえ10円玉大の「の」の字を書くようにして、乳房全体をゆっくり触り、乳房の状態をチェックします。特に乳房の外側上部は注意しましょう。
- ・脇の下をチェックします。
※ 仰向けに寝た姿勢や、お風呂に入ったときに石けんのついた手で触るとわかりやすくなります。
・乳首を軽くつまんで、血液などの異常な分泌物がないかチェックします。
触ってチェック
乳房チェックをするときには、次のような変化がないか確認することが重要です。
<見るときに注意すべき変化>
<触るときに注意すべき変化>
- ・乳房のしこり
- ・脇の下のしこり
- ・乳首からの分泌物
上記の変化を自覚した場合には、すぐに乳腺外来のある医療機関で診察を受けてください。