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帯状疱疹と帯状疱疹ワクチンについて

どんな病気?

帯状疱疹は、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現する疾患です。水疱が見られる2~3日前から痒みや痛みを感じるようになり、1週間程度たつと水疱の多発や発熱、頭痛といった症状がみられることもあります。通常は2~4週間で皮膚症状がおさまります。子どもの頃に水痘(みずぼうそう)にかかると、水痘・帯状疱疹ウイルスが体の中で長期間潜伏感染し、加齢や疲労によって免疫が低下した際などに「帯状疱疹」として発症します。また、皮膚症状が治った後も、長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスに対しては、成人の9割以上が抗体を持っていることから、既にほとんどの人が感染していると考えられ、誰もが帯状疱疹を発症するリスクがあります。

予防と治療

予防としては、できるだけ健康的な生活習慣を保つことが大切です。食事のバランスに気をつけ、適度な運動と十分な睡眠を心がけましょう。さらに、50歳以上の方については、ワクチンを接種することで、発症予防、重症化予防が期待できるとされています。治療の中心は、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。より早期の投与が効果的といわれていますので、痒みや痛みのあとに水疱が出現したりしたときは、できるだけ早く受診しましょう。

帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹ワクチンは、現在2つの製品(シングリックス、ビケン)があり、効果や接種対象などに違いがあるので、必ず医師にご相談ください。

名称
(ワクチン製造メーカー)
乾燥弱毒生水痘ワクチン
ビケン(阪大微研)
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
シングリックス(GSK)
種類 生ワクチン 不活化ワクチン
対象 50歳以上 50歳以上
または
帯状疱疹に罹患するリスクが高いと
考えられる18歳以上の者
接種回数 1回 2回
費用 1万円程度 4万円程度(2回で)
接種方法 皮下注射 筋肉注射
発症予防効果 69.8% 96.6%
持続性 5年程度 9年以上

補助なしの場合、厚生労働省ワクチン分科会資料、ワクチン取扱説明書、添付文書より
(発症予防効果は50歳~59歳に対する効果)

東京都の補助事業の概要

2023年度より、帯状疱疹ワクチンの接種費を助成する区市町村への補助事業を実施しています。任意接種に要する経費について区市町村が助成する金額に対して、都の補助率は1/2、ただし、生ワクチンの場合は5,000円/回(1回のみ)、不活化ワクチンの場合は10,000円/回(2回まで)を上限としています。

区市町村の補助実施状況

区市町村の情報ページについてはこちら

任意予防接種における健康被害の救済措置について

本事業は、任意予防接種であり、予防接種法に基づく予防接種ではないため、万一、被接種者に健康被害が生じたときは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済の対象となる場合があります。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構・健康被害救済制度についてこちら

外部リンク

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。帯状疱疹(東京都健康安全研究センターHP)

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。水痘・帯状疱疹の動向とワクチン(IASR、国立感染症研究所HP)

お問い合わせ

このページの担当は 感染症対策部 防疫課 防疫担当(03-5320-5892) です。

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