腎臓は、老廃物をろ過して、尿として体外に排出します。CKDが悪化すると、腎臓の働きが悪くなり心臓・血管に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中などの重い病気を起こしやすくなります。
(参考:コメディカルのためのCKD療養指導マニュアル)
腎臓の働きが正常であれば、塩分をある程度多く摂っても尿として排出されるので体の水分は一定に保たれますが、腎臓の悪い人が塩分をたくさん摂ると体の中に水分が溜まって、足やまぶたにむくみが出ることがあります。 同時に体内の血液量も増えるため、血圧が上がり高血圧になることがあります。将来的には脳卒中や心筋梗塞などの重い病気を起こす可能性もあるのです。
腎臓からは多くの種類のホルモンが分泌されています。その一つであるレニンは、血圧を上昇させる作用があり、腎臓が悪くなるとたくさん作られて、高血圧を引き起こすと言われています。