東京都の取組みと活動紹介
指導・取締り(危険ドラッグ)
東京都では、健康被害の未然防止、犯罪の防止及び薬物乱用防止等の目的で、平成8年から都内の危険ドラッグ専門店等で危険ドラッグを購入し、健康安全研究センターで試験検査を行っています。その結果、規制成分が検出された場合、違反製品を取り扱っていた店舗等には、製品の販売中止、回収等の指示を行い、都民の方に製品の危険性等を周知するため、報道発表を行っています。
大臣指定薬物とは
中枢神経系の興奮や抑制・幻覚を引き起こす可能性が高く、人体に使用すると悪影響のおそれがある薬物を「指定薬物」として厚生労働省が規制しています。
これらの薬物は、医療現場における病気の治療や予防など法律で定められた用途を除き、製造、輸入、販売、授与、所持、購入、譲受け、使用が禁止されており、違反した場合は最大で5年以下の懲役、もしくは500万円以下の罰金又はその両方が課せられます。
最近の動き
薬務課 大臣指定薬物東京都知事指定薬物とは
東京都薬物の濫用防止に関する条例により、興奮、幻覚、陶酔その他これらに類する作用を人の精神に及ぼす物で、それを濫用することにより人の健康に被害が生じると認められるもののうち、都内において現に濫用され、又は濫用されるおそれがあると認められるものとして知事が指定したものをいいます。知事指定薬物については、学術研究や試験調査などの正当な目的を除き、製造、栽培、販売、授与、広告、所持、購入、譲受け、使用等を禁止しています。違反した場合は、最大で2年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金又はその両方が課せられます。
最近の動き
薬務課 知事指定薬物東京都の調査結果
薬務課 これまでの調査結果啓発活動
薬物乱用を防止するためには、青少年に、早い時期から薬物乱用の危険性・有害性等について繰り返し啓発を行うことで、正しい知識を身に付けさせるとともに、地域全体の薬物乱用を拒絶する規範意識を向上させることが重要です。
東京都では、主に青少年を対象として、世代に応じた様々な啓発活動を行っています。
啓発用DVD・ポスター・リーフレットの作成
近年、若者を中心に大麻の乱用が拡大するなど、薬物乱用の低年齢化が問題となっており、早い時期から繰り返し、薬物乱用防止に向けた教育や啓発を行うことが重要です。また、都内には外国語を母国語とする在留外国人等の児童、生徒も増加しており、日本語の習得が十分でない方に対する普及啓発も必須となっております。
こうした状況を踏まえ、東京都では、若い世代から薬物乱用防止に対する意識を向上させるため、小学校高学年の児童や中学生にも活用できる動画、ポスター及びリーフレットを作成しました。学校や地域で、是非、ご活用ください。
≪子供向け≫ (約20分)「対象:小学校高学年から中学生」
- 実写とアニメを融合した“ゲーム”の世界で、クイズ及びバトル形式で物語が展開します。
- オリジナルキャラクター「勇者・ストップ」が薬物の種類、身体への影響、断り方などについて、わかりやすく解説します。
- 「勇者・ストップ」の声は、人気声優の『梶裕貴』さんが担当しています。
≪大人向け≫ (約2分)
薬物乱用から子供達を守るための注意点や薬物問題の相談先の紹介など、保護者や教師の皆様向けの内容です。
スポット映像
《字幕なし》
《日本語字幕》
《英語字幕》
《薬物乱用防止教室等における動画(子供向け)の活用例》
小学生:ステップ①から③、中学生:ステップ①から④
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ステップ①(準備)
【準備物】DVD / ワークシート
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ステップ②(授業などで上映)
ワークシートを配布し、上映の前に記載方法を説明してください。
《活用方法》(A又はBの方法があります。)
A 動画本編を途中で止めずに、視聴しながらワークシートを記入してもらう。
B 動画本編のクイズや考える場面に合わせて一時停止し、停止中にワークシートを記入してもらう。(クイズ出題(一時停止)タイミングは、下記を参照) -
ステップ③(まとめ)
記入したワークシートをもとに、学んだことや感想などを発表し合ったり、授業のふり返りを行います。
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ステップ④《中学生向け》
ワークシート裏面の《チェックポイント》を使って、学んだことを復習します。
《クイズ出題(一時停止)タイミング》
- 【03分25秒】 第1問「少しくらいなら、大麻などの危険な薬物を使っても大丈夫?」
- 【04分09秒】 第2問「薬物乱用はなぜいけないのですか?」
- 【07分08秒】 第3問「大麻は安全で、薬物依存症になりにくい?」
- 【09分56秒】 第4問「きみの身体をコントロールしているのはなに?」
- 【11分14秒】 第5問「薬物乱用は1回や2回くらいならやめられる?」
- 【12分47秒】 第6問「薬物を乱用しても治療すれば簡単に治る?」
- 【①16分12秒、②16分17秒、③16分24秒】 第7問「こんな時どうする?」
ワークシート
※ワークシートは、授業等での活用に合わせて、編集してご使用いただけます。
※啓発用動画はDVDで貸し出しを行っております。詳細は、下記をご参照ください。
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/anzen/kenkou_anzen/stop/keihatsu/video_dvd.html
≪日本語版≫「対象:小学校高学年から中学生」
「薬物の種類」や「身体への影響」、「断り方」などについて、コンパクトにわかりやすくまとめてあります。
《多言語版(8か国語)》
・全ページ一括でダウンロードできます。
各言語ごとの内容ページ
・表紙と各言語ごとのページになっております。
・必要な言語をダウンロードしてください。
(注)白黒印刷する場合は、写真や背景色が濃く印刷される場合がありますので、印刷の設定を「薄め」に調整してご使用ください。
≪2か国語(日本語、英語)対応≫
若い世代の方々に親しみやすいよう、実写と漫画を交えた構成で、大麻や危険ドラッグなどの薬物乱用の危険性や、乱用による影響、友人や知人から誘われた時の断り方についてわかりやすく学べる内容となっております(対象は高校生以上から30代)。
動画の登場人物の花帆が「私は、やらない」と決意表明しているイラストを使ったポスター、リーフレットは、下記からダウンロード頂けます。
東京都では、都民の方々を対象に、薬物乱用防止啓発資材の貸出、リーフレットの配布などを行っています。
ご希望の方は、下記からお申込みください。
「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」都民の集い
薬物乱用のない社会を目指し、全国で展開される「ダメ。ゼッタイ。」普及運動(6月20日から7月19日まで)の一環として、「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」都民の集いを毎年開催しています。
薬物乱用のない社会を目指し、会場から薬物乱用防止のメッセージを強力に発信します。多くの方の御参加をお待ちしております。
イベント詳細はこちらをご覧ください。麻薬・覚醒剤乱用防止運動都民大会
薬物乱用の根絶を図るために、全国一斉に実施している麻薬・覚醒剤乱用防止運動(10月1日から11月30日まで)の一環として、麻薬・覚醒剤乱用防止運動東京(都民)大会を毎年開催しています。
イベント詳細はこちらをご覧ください。薬物乱用防止ポスター・標語の募集
薬物の乱用は青少年(中学生や高校生を含む)にも広がっています。
薬物を乱用すると、自分の心や体がボロボロになるだけでなく、家族や友人を巻き込み、あなたとあなたの大切な人の人生も台無しにしてしまいます。
東京都では、薬物乱用の恐ろしさを伝え、薬物乱用を防止するため、中学生を対象に薬物乱用防止をテーマとしたポスター・標語を募集しています。
薬物乱用防止高校生会議
東京都では、平成11年度から薬物乱用防止について、高校生自らが講義や施設見学等を通じて学習を深め、その成果を同世代に向けたメッセージにまとめ、広く発信する薬物乱用防止高校生会議を実施しています。
詳細はこちらをご覧ください