初回接種(1・2回目)に関する基本情報
ワクチンの接種について
ワクチン接種の目的
新型コロナウイルス感染症の発症を予防することを目的に接種します。本ワクチンを受けた人が受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症する割合が小さいことが分かっています。
接種が受けられる期間
初回接種(1・2回目)が無料で受けられる期間は、令和6年3月31日までです。
特例臨時接種の実施期間である令和5年度の1年間は、引き続き、初回接種を実施することになりました。
使用するワクチン
- ファイザー社のオミクロンXBB.1.5対応ワクチン
- モデルナ社のオミクロンXBB.1.5対応ワクチン
- 武田社(ノババックス)の従来型ワクチン
接種の対象
ファイザー社のオミクロンXBB.1.5対応ワクチン
接種する日に12歳以上の方
モデルナ社のオミクロンXBB.1.5対応ワクチン
接種する日に12歳以上の方
武田社のワクチン(ノババックス)
接種する日に12歳以上の方
接種が受けられる場所
原則として、住民票所在地の区市町村(住所地)の医療機関や接種会場で接種を受けていただきますが、東京都の大規模接種会場でも接種することができます。
インターネットで、ワクチンを受けることができる医療機関や接種会場を探すには、接種総合案内サイト「コロナワクチンナビ」をご覧ください。
なお、次のような方は、住所地以外でワクチンを受けていただくことができます。具体的な手続きは、「コロナワクチンナビ:住所地外接種届について」をご覧ください。
(1) 入院・入所中の住所地以外の医療機関や施設でワクチンを受ける方
(2) 基礎疾患で治療中の医療機関でワクチンを受ける方
(3) 副反応のリスクが高い等のため、医師の判断により、体制の整った医療機関での接種が必要な方
(4) 国や都道府県の設置する大規模接種会場で接種を受ける方
(会場毎に対象地域にお住まいの方に限ります)
(5) お住まいが住所地と異なる方
(注)(1)~(4)の方については、住所地外接種の手続きは不要です。
都内で接種を受ける場合の予約や会場の情報については、こちらをご覧ください。
接種を受けるための手続き
次の手順で接種を受けることになります。
(1) 接種の時期より前に、区市町村から「接種券」と「新型コロナワクチン接種のお知らせ」が届きます。
(2) ご自身が接種可能な時期が来たことをご確認ください。
(3) ワクチンを受けることができる医療機関や接種会場をお探しください。
(4) 電話やインターネットで予約をしてください。
(5) ワクチンを受ける際には、区市町村より郵送される「接種券」と「本人確認書類(マイナンバーカード、
運転免許証、健康保険証など)」を必ずお持ちください。
接種を受ける際の費用
全額公費で接種を行うため、無料で接種できます。
接種を受ける際の同意
新型コロナワクチンの接種は、接種対象者の皆さまに受けていただくようお勧めしていますが、接種を受けることは強制ではありません。しっかり情報提供を行ったうえで、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。
ワクチン接種を受ける方には、接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受けていただいています。受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。
職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない人に差別的な扱いをすることのないようお願いいたします。
・職場におけるいじめ・嫌がらせなどに関する相談窓口はこちら
・人権相談に関する窓口はこちら
ワクチンの有効性・安全性
有効性
新型コロナウイルス感染症の重症化の予防を目的として接種します。
ワクチンを受けた人では、ワクチンを受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した割合が少ないことが分かっています。オミクロン株対応2価ワクチン(従来株/BA.1又はBA.4-5)の臨床試験において中和抗体価の上昇がみられ有効性が確認されていること、オミクロン株に対する有効成分を含むワクチンの非臨床試験のデータからヒトでの免疫応答について一定の予測が可能であることが確認されていることを踏まえ、本剤(オミクロン株対応1価ワクチン)の非臨床試験における初回接種や追加接種により、オミクロン株亜系統に対する中和抗体の産生が確認されたことから、一定の有効性が期待されています。
ただし、接種を受けても、発症等を完全に予防できる訳ではありません。ワクチン接種にかかわらず、引き続き、適切な感染防止策を行う必要があります。
安全性
主な副反応には、注射した部分の痛み、疲労、頭痛、関節や筋肉の痛み、寒気、発熱等があります。
稀に起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。
従来型1価ワクチン(従来株)とオミクロン株対応2価ワクチン(従来株/BA.1又はBA.4-5)の安全性について、これまで実施された臨床試験におけるデータや接種後の副反応の発現状況等から、大きな差が無いことが確認されていることを踏まえ、本剤(オミクロン株対応1価ワクチン)の安全性についても既承認の製剤と基本的には同様であり、特段の懸念はないものと考えられています。
また、ごく稀ではあるものの、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。接種後数日以内に胸痛、動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら医療機関を受診してください。
ごく稀ではあるものの、mRNAワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。なお、本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状がある場合は、接種医あるいは身近な医療機関に相談してください。
有効性・安全性について、詳しい情報は「新型コロナワクチンの有効性・安全性」のページで説明しております。
接種後の症状が気になる方へ-副反応かもしれないと思ったらー
現在、日本で接種が進められている新型コロナワクチンでは、接種後に注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱等がみられることがあります。こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。
接種後の症状が気になる方は、こちらをご覧ください。
<接種後、数日以内に現れる可能性がある症状>
東京都新型コロナウイルスワクチン副反応相談センター
接種後に副反応の症状が見られる場合、看護師、保健師等に相談のできるコールセンターを設けています。
(TEL:03-6258-5802)
東京都新型コロナウイルスワクチン副反応相談センターについては、こちらをご覧ください。
接種を受けた後に健康被害が起きた場合の予防接種健康被害救済制度
予防接種は感染症を予防するために重要なものですが、健康被害(病気になったり、障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めて稀ではあるものの、健康被害をなくすことはできないため、救済制度が設けられています。
予防接種健康被害救済制度については、こちらをご覧ください。
国による各種情報のご紹介
ワクチン接種に関するQ&Aがまとまっております。
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/all/
ワクチン接種の予約
1回目・2回目接種に係る予約については、こちらをご覧ください。
お問い合わせ
このページの担当は 感染症対策部医療体制整備第二課ワクチン担当 です。
