東京都23区における入浴中の死亡者数の推移
東京都監察医務院では、東京都23区の異状死の検案を実施し、年間約14,000件を取り扱っています。そのうち、死亡直前の行動が入浴中であった事例は、令和元年(平成31年)は1,494件であり、全検案数の1割を占めています。亡くなられた方の年齢構成では高齢者の割合が大きく、発生時期については冬季に増える傾向が見られ、年間件数も多い状況が続いています。
入浴に際しては、身体への影響を考慮したさまざまな注意が必要です。事故を予防するための留意事項を掲載していますので、ご参考にしてください。
1 入浴中の死亡者数の推移(月別・性別)
2 入浴中の死亡者数の推移(年齢別・死因別)
入浴中の死亡者数の推移(年齢別・死因別)(PDF:189KB)
入浴中の事故を防ぐために
お風呂やシャワーなどの入浴は、一日の疲れを癒す大切なものですが、入浴の時に多くの突然死例が発生しています。生命に関わる危険がありますので次の点に注意しましょう。
- 飲酒後の入浴は控えましょう。
- 精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴は危険ですので注意しましょう。
- 心筋梗塞、高血圧症、脳血管疾患などの持病のある方は、注意して入浴しましょう。
- 体調不良時の入浴は避けましょう。
- 脱衣場、浴室内の適切な温度調節を行いましょう。
- 特に、冬場、高齢者の入浴時には家族も心配りをしましょう。
- 一人暮らしの高齢者の方は、特に注意しましょう。
- 熱い湯、長風呂は危険が増しますので注意しましょう。
参考
高齢者の入浴時の注意等については下記サイトをご覧ください。
高齢者の入浴時の注意(東京都健康長寿医療センターホームページ)
東京都23区における入浴中の死亡者数の推移(PDF:304KB)
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