がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会

　平成28年12月にがん対策基本法（平成18年法律第98号）が改正され、新たに同法第17条において、国及び地方公共団体は、「がん患者の状況に応じて緩和ケアが診断の時から適切に提供されるようにすること」、「医療従事者に対するがん患者の療養生活の質の維持向上に関する研修の機会を確保することのために必要な施策を講ずる」ことが規定されました。
　こうしたことから、国が定める「がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会の開催指針」（平成29年12月1日付健発1201第2号厚生労働省健康局長通知の別添）に基づき、がん診療連携拠点病院等で統一的なプログラムによる研修会を実施しています。
　都では、「東京都がん対策推進計画（第二次改定）」において、都内の全てのがん診療連携拠点病院及び東京都がん診療連携拠点病院で、「がん診療において、がん患者の主治医や担当医となる者の緩和ケア研修会受講率が90％を超える」ことを指標の一つに掲げるとともに、研修会を開催する医療機関の支援を行っています。

　平成30年度からプログラムが新たになり、講義部分をe-learningでの事前学習とし、ワークショップ部分を5時間30分以上の集合研修で行う形式へ変更となりました。
　研修内容は、がん性疼痛治療法、身体症状に関する緩和、精神症状に関する緩和ケア、コミュニケーション技術、患者の視点を取り入れた全人的な緩和ケア、グリーフケア等を含む内容となっております。
　詳細は、下記ファイルをご覧ください。
　緩和ケア研修会全てのプログラムを修了された方には、厚生労働省健康局長及び研修会主催者の連名による修了証書が交付されます。

※令和6年度都内の各医療機関が実施する医師等緩和ケア研修会（集合研修）の開催予定につきましては、《2 令和6年度医師等緩和ケア研修会年間実施スケジュール》をご覧ください。

※e-learningに関するお問合せは、直接管理責任者の特定非営利活動法人 日本緩和医療学会に
お問合せください。

　がん診療連携拠点病院及び東京都がん診療連携拠点病院等で実施する令和6年度の医師等緩和ケア研修会のスケジュールは下記ファイルのとおりです。
※医師等緩和ケア研修会（集合研修）の開催に当たりましては、新型コロナウィルス感染症の影響により延期・中止の可能性も出て参りますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

※研修の申込み等に関するお問い合わせは、直接各医療機関にお問い合わせください。